
米航空宇宙局(NASA)は15日、火星探査の新プロジェクトとして、イチゴ大福型の探査機「WAGASHI-1」を用いた「火星茶会計画」を発表した。これは従来の探査機の形状を一新し、直径2メートルのイチゴ大福型の機体で火星表面に着陸。その後、特殊な和菓子茶器セットを展開し、地球外知的生命体との交流を図るという前代未聞の計画だ。
「火星人と和菓子を通じて親睦を深めることが、人類の新たな一歩となる」と語るのは、プロジェクトリーダーのジェームズ・スイーツ博士。博士は2000年代初頭、秋葉原での交換留学中に和菓子文化に魅了され、NASAでは「Mr.大福」の異名を取る人物だ。「月見団子型も候補に上がりましたが、やはり赤い惑星には赤いイチゴ大福がふさわしい」と熱く語った。
探査機の開発には、老舗和菓子店「銀座みつ屋」の16代目当主も技術顧問として参加。真空パックの羊羹や、重力ゼロでも飛び散らない特殊な抹茶の開発に成功した。「江戸時代から続く和菓子の技術が、まさか宇宙開発に活かされる日が来るとは」と、目を潤ませながら話す。
しかし、この計画には国際宇宙探査会議で物議を醸している。フランスの宇宙機関からは「なぜマカロンではないのか」との抗議が、イタリアからは「ティラミス型探査機の方が効率的」との反論が相次いだ。ドイツの宇宙物理学者は「シュバルツベルダーキルシュトルテなら、ブラックホールの研究にも応用できる」と主張している。
火星茶会の招待状は既に発送済みで、火星大気中に特殊な和菓子の香りを放出する仕組みとなっている。NASAの広報担当者は「まだ返信はありませんが、火星からの出欠確認を心待ちにしています」と話す。なお、茶会に使用される茶器は、京都の老舗陶器メーカーが開発した「火星専用抹茶碗」で、マイナス60度の環境下でも割れない特殊セラミックが用いられている。
この革新的なプロジェクトに対し、NASAの保守派からは「宇宙開発が甘くなっている」との批判も。しかし、スイーツ博士は「人類の歴史上、お菓子を通じた交流で戦争が起きた例はない」と反論。2025年の打ち上げを目指し、現在も開発は続けられている。なお、万が一火星人が現れなかった場合は、探査機自身がイチゴ大福として溶けて火星の土に還る「エコフレンドリー」な設計となっている。
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