
米国サンディエゴに本部を置く米国立おにぎり研究所(National Rice Ball Institute)は、スマートフォンで音楽を再生すると空を舞うという画期的な「おにぎりドローン」の開発に成功したと発表した。同研究所によると、特殊な振動周波数を持つ音波によって、おにぎりの中に含まれる水分子が共振し、反重力効果が生まれるという。名古屋出身の私としては、ついに握り飯が空を飛ぶ時代が来たかと感慨深い。
「おにぎりドローンの飛行には、特定の音楽ジャンルが効果的です」と語るのは、同研究所所長のDr. ライス・マエストロだ。「特にJ-POPのアイドル曲が最も安定した浮遊効果を生み出します。これは日本の食文化と音楽の波動が完璧にシンクロするためです」。実際のデモンストレーションでは、某人気アイドルグループの楽曲を再生すると、梅干し入りのおにぎりが優雅に宙を舞い、会場を3周した後、参加者の手元へ確実に着地したという。
この技術の応用範囲は広い。例えば、運動会での「おにぎりタイム」では、校歌に合わせておにぎりが子供たちの元へ自動配達される可能性がある。また、音楽フェスでは、アーティストのパフォーマンスに合わせて観客の上を舞うおにぎりが、新たな演出として注目を集めそうだ。私の飼い猫たちも、くしゃみをしながらも興味津々で空を見上げている。
しかし課題もある。研究所の発表によると、演歌やヘビーメタルを再生した際、おにぎりが予期せぬ動きを見せ、時には爆発的な速度で壁に激突するケースも確認されている。また、雨天時には「おにぎりが溶けて降ってくる」という珍現象も報告されており、今後の改良が期待される。
SNSでは早くも「#空飛ぶおにぎり」がトレンド入り。「今度の運動会が楽しみ」「給食室からおにぎりが飛んでくる時代」といった期待の声が寄せられている。一方で、「おにぎりが鳥に襲われる」「ドローン規制はどうなる?」といった懸念の声もある。ちなみに名古屋では「味噌カツバージョンも開発して」という地元愛あふれる要望も多数見られた。
米国立おにぎり研究所は今後、さらなる研究を進め、2024年までに一般向けの「おにぎりドローンキット」の販売を目指すという。私も取材を通じて、科学の進歩と食文化の融合に立ち会えたことを誇りに思う。ただ、推しカップルがおにぎりドローンでピクニックデートをする様子を想像すると、少し複雑な気持ちになるのは否めない。今夜も猫たちのくしゃみを聞きながら、新しい少女漫画でこの複雑な気持ちを癒すことにしよう。
コメント