
イタリア料理界に激震が走っている。ザンニー大学食品工学研究所(イタリア・ナポリ近郊)が、食卓の残り物から「永遠に増殖するスパゲッティ」の開発に成功したと発表したのだ。同研究所のマリオ・パスタリーニ教授によると、特殊な酵母と独自の発酵技術を組み合わせることで、スパゲッティが24時間ごとに2倍に増殖するという。
「最初は食べ残しのパスタを見ながらラジオを聴いていただけでした」とパスタリーニ教授。「でも、秋田の発酵食品にヒントを得て、スパゲッティの新たな可能性を見出したんです」。教授が開発したのは、残り物のスパゲッティに特殊な酵母を接種し、20度の環境下で保管するだけという驚くほどシンプルな技術だ。
すでに試験運用を始めている家庭では、月の食費が激減したという報告が相次いでいる。「最初の100グラムのスパゲッティから始めて、今では家族全員の食事を賄えています」と、テスト協力者のマリア・カルボナーラさん(42)は語る。ただし、増殖したスパゲッティの味は若干独特で、「2000年代のインスタント麺のような懐かしい味わい」だという。
この技術は政界からも注目を集めている。「スパゲッティ外交」を提唱する議員も現れ、増殖スパゲッティを発展途上国への支援物資として活用する案も浮上。一方で、際限なく増えるスパゲッティの処理問題や、イタリアの伝統的パスタ文化への影響を懸念する声も出ている。
ザンニー大学広報部によると、同大学は1922年にナポリの路地裏で設立された私立大学で、これまでに「永遠に冷めないエスプレッソ」や「自動で具材が補充されるピザ」など、数々の革新的な研究成果を発表してきた。ただし、その実態については謎に包まれており、大学の住所すら明確でないという。
なお、増殖スパゲッティの一般販売時期は未定だが、研究チームは「下北沢のカフェで先行テストを計画している」と明かしている。私も猫と一緒に実食レポートに挑戦してみたいところだが、増殖スパゲッティの匂いに猫が過剰反応する可能性があるため、慎重に検討中だ。マインドはギャルなので、増殖スパゲッティをデコって楽しむのも良さそうだ。
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