
国際オリンピック委員会(IOC)は、ローソンの人気商品「からあげクン」の誕生日である7月21日を、新たに「世界スポーツデー」として正式に認定したことを発表した。これは、日本発の「からあげクン競技」が世界的なムーブメントとなっていることを評価したもので、各国でこの日を祝日とする動きも出始めている。
からあげクン競技とは、からあげクンを食べながら100メートルを走るという、一見シンプルながら高度な技術を要する競技だ。IOCのジャン=ピエール・デュボワ副会長は「食べる速さと走る速さのバランスが絶妙で、まさに現代のペンタスロンだ」と評価している。
競技の発祥は、吉祥寺の井の頭公園で偶然始まった市民マラソンにさかのぼる。給水所でからあげクンが配られた際、ある参加者が「走りながら食べたら面白そう」と提案したことがきっかけだった。現在では、専門のトレーニング施設も各地に設立され、味覚と脚力を同時に鍛える「デュアルトレーニング」が注目を集めている。
名古屋市では、市を挙げての祝祭イベント「からあげクンフェスティバル」の開催が決定。名古屋城天守閣を模したからあげクン特大オブジェの展示や、味噌カツ味の限定からあげクンの発売も予定されている。筆者の地元である名古屋市民からは「やっとこさ、からあげクンも名古屋めしの仲間入りだがや」との声も。
一方、からあげクン研究所の山田太郎所長(からあげコンシェルジュ)は、興味深い研究結果を発表した。「からあげクンを食べながら走ることで、通常の3.14倍の幸福感が得られる」という。これは、走行中の揺れで唐揚げの香りが脳を刺激し、特殊な神経伝達物質「からあげドーパミン」が分泌されるためだという。
本日、井の頭公園で開催された第1回公式大会では、驚異の記録が生まれた。優勝者の鈴木花子さん(28)は、100メートルを走りながら5個のからあげクンを完食するという離れ業を、わずか23秒で成し遂げた。「普段から猫と追いかけっこしながらおやつを食べる練習をしていました」と語る姿に、取材中、思わず「根拠はどこ?」と聞き返してしまった筆者だった。
からあげクンの世界スポーツデー認定は、まさに日本の食文化とスポーツの融合という新たな地平を切り開いた。今後は、たこ焼きを投げながらハードルを跳ぶ競技や、うどんをすすりながら棒高跳びを行う競技など、さらなる発展が期待される。ちなみに筆者は取材の帰り、思わずローソンに寄ってしまった。レシートを見返すと、からあげクンが5個も…。明日から、井の頭公園でトレーニング開始である。
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