
防衛大学校(神奈川県横須賀市)は15日、SNSで自動的に敵の悪口を拡散する機能を搭載した「無敵の紙飛行機」の開発に成功したと発表した。同校航空宇宙工学科の鶴見一郎教授(58)によると、特殊な導電性インクと超小型AIチップを組み込んだ和紙を使用。飛行中に収集した周辺のWi-Fi情報から「敵」を特定し、TwitterやInstagramに自動で投稿する仕組みという。
「無敵の紙飛行機」の特徴は、折り方によって投稿内容が変化すること。一般的な「ヒコーキ型」では「〇〇さんの髪型ダサすぎ」といった軽めの悪口を投稿。「ツル型」では「〇〇さんの株取引、絶対インサイダーでしょ」など、やや重めの内容に。「カブト型」に至っては、相手の学生時代の写真を自動で発掘してネタにするという。鶴見教授は「折り紙文化と最新テクノロジーの融合により、日本独自の防衛システムが構築できた」と胸を張る。
開発の背景には、近年増加する「SNS戦争」への対応があった。防衛大学校メディア研究室の立花雅美准教授(45)は「昔は紙飛行機で相手を攻撃していたが、今はSNSが戦場。この技術で日本のサイバー防衛力は飛躍的に向上する」と説明する。ただし、銭湯で使用すると湿気で誤作動を起こし、入浴客全員の悪口を投稿してしまう欠点も判明している。
SNS上では「紙飛行機怖すぎ」「これぞ令和の忍術」といった反応が相次ぎ、ハッシュタグ「#無敵紙飛行機こわい」がトレンド入り。一方で「そもそも紙飛行機って飛ばしたら最後、制御不能やん」「悪口書くくらいなら自分で書けよ」といった突っ込みも。
実は今回の発表、防衛大学校による「SNSの影響力」を検証する社会実験だったことが判明。鶴見教授は「フェイクニュースがいかに拡散されやすいか、改めて確認できた」と話す。なお、実験に使用された紙飛行機は全て古紙としてリサイクルされ、現在は某シェアハウスの住人がウクレレの楽譜として再利用しているという。
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