
架空の研究機関「ドラゴン栄養学会」が、ファンタジー生物の肉を使用した画期的な健康食品を発表し、SNSを中心に大きな話題を呼んでいる。同学会の発表によると、伝説の生物「ワイバン」の肉を使用したスムージーには、驚異的な不老不死効果があるという。
「ワイバンの心臓には、細胞の再生を促進する特殊な酵素が含まれています」と説明するのは、ミルフィーユ大学伝説の生物研究学部の竜巻竜介教授。「特に注目すべきは、ワイバンの体内で生成される『ドラゴナーゼX』という物質です。これを摂取することで、理論上は永遠の若さを保つことが可能になります」
しかし、最も驚きを呼んでいるのは、このスムージーの味わい。試飲した人々によると、なんと「インドカレー店の厨房」を思わせるスパイシーな風味だという。「ワイバンの体内では、カレースパイスに似た成分が自然に生成されるんです」と語る竜巻教授だが、実は学会メンバー全員が某カレーチェーン店の常連客という情報も。
ワイバン肉の入手経路については謎が多い。オークションサイトでは1グラムあたり100万円という法外な価格で取引されているとの情報もあるが、実際の取引成立例は確認されていない。ある専門家は「そもそもワイバンが実在するのか怪しい」と指摘するが、学会側は「ただの陰謀論」と一蹴している。
SNSでは「#ワイバン肉スムージー」がトレンド入り。「庭で見かけたトカゲがワイバンの赤ちゃんかも!」「カレー屋でワイバンカレー出せば人気出るのでは?」など、現実とファンタジーが交錯する投稿が相次いでいる。なかには「実はインド料理店の裏メニューなのでは?」という陰謀論まで登場し、話題は更なる混迷を深めている。
同学会は今後、「グリフォンの羽スープ」や「ユニコーンミルクティー」など、新たなファンタジー食品の開発も予定しているという。ただし、これらの商品化には「伝説の生物の捕獲許可」が必要とのことで、発売時期は未定。なお、本件について農林水産省は「そもそも許可申請の受付窓口がない」とコメントしている。
コメント