
国会議事堂に漂う甘い香り――。今週火曜日、パンケーキ愛好家から発展した新政党「パンケーキ党」が、画期的な「ふわふわ住宅法案」を提出し、国会が異様な盛り上がりを見せている。同党の党首である平野シロップ氏(42)は、かつて人気パンケーキ店「メープルハウス」で15年間シェフを務めた経歴の持ち主だ。
「私たちの理念は簡単です。硬くて窮屈な現代の住宅を、パンケーキのようにふわふわで居心地の良い空間にすることです」と平野氏。同法案では、建築基準法を改正し、建材にホットケーキミックスを20%以上配合することを義務付けている。これにより、住宅の柔軟性と快適性が向上するという。ドイツの建築家ヨハン・バターシュミット氏が開発した特殊な配合技術により、耐久性も確保されているとのことだ。
しかし、国会での議論は思わぬ方向へ。自由民主党の山田バター議員が「シロップは上からかけるべきだ」と主張したことから、立憲民主党の鈴木メープル議員が「いや、つけて食べるのが正しい作法」と反論。議場は瞬く間にシロップ論争の場と化した。国民民主党からは「ハチミツ派」も参戦し、議論は三つ巴の様相を呈した。
そんな中、れいわ新選組の代表が「百聞は一見にしかず。実際に食べて確かめましょう」と提案。各党の議員たちは異例の判断で審議を中断し、その場でパンケーキの試食会を開催。議場には20台のホットプレートが持ち込まれ、議員たちが自らパンケーキを焼き始める珍事となった。「これぞ真の与野党協調だね」と、ある無所属議員は口にメープルシロップを付けながら語った。
なお、今回の法案審議では、パンケーキの「ふわふわ」を数値化する新たな単位「フワ(FW)」も提案された。住宅の柔らかさを測定する際の国際標準規格として期待されている。ちなみに、理想的な住宅の柔らかさは「78FW」で、これは3段重ねのパンケーキとほぼ同等とされる。次回の国会では、この新単位の是非も含めて議論される予定だ。パンケーキ党は「将来的には学校や会社もふわふわにしていきたい」と意欲を見せている。
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