
AI開発者協会(AISD:Artificial Intelligence Surfing Development)は、昨日、待望の「空飛ぶサーフィンアプリ」を発表した。しかし、実際のアプリは空を飛ぶどころか、スマートフォンの画面上で波に乗るだけという、期待と現実の大きなギャップが話題を呼んでいる。
アプリ開発責任者の波乗り太郎氏(45)は、「確かにタイトルと内容には多少の誤差があるかもしれません」と苦笑いを浮かべながら説明する。「ただ、AIが生成する波は無限大で、中には雲の形をした波もあるので、technically(技術的に)は空を飛んでいると言えなくもない」と、意味不明な理論を展開した。
アプリの特徴は、AIが生成する「究極の波」の数々だ。例えば「ドーナツウェーブ」は輪っか状の波の中心を通り抜けることができ、「猫耳ウェーブ」は波頭が猫の耳のような形になっている。さらに「インスタ映えウェーブ」は自動で最適なアングルとフィルターを提案してくれるという。「現実のサーフィンより楽しいかも」と、本末転倒な感想を漏らすユーザーも。
発表会場には約300人のサーファーが集まったが、その多くが「空飛ぶ」という文言に釣られて来場していたことが判明。「せめてARグラスで空を飛んでいる感覚が味わえるのかと思った」と、落胆の声も。一方で、「波待ち時間がゼロなのは革命的」「雨の日でもベッドの中でサーフィンできる」と、現実逃避に使えることを前向きに評価する声も聞かれた。
アプリ内では、波に乗れた時間や技の難易度によってポイントが加算され、世界ランキングに名前が載る仕組みになっている。すでに「プロゲーマーサーファー」という新しい職業の誕生を予見する声も。ただし、「画面上で完璧なサーフィンができるようになっても、実際の海では10秒も立てない」という致命的な欠点も指摘されている。
AI開発者協会は今後、「空飛ぶスキー」「空飛ぶボルダリング」など、さらに非現実的なスポーツアプリの開発を予定しているという。広報担当者は「次は本当に空を飛びます。たぶん」と意味深な発言を残した。なお、アプリの利用料は基本無料だが、「プレミアム波パック」は月額1,980円。なぜかビットコインでの支払いにも対応している。
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