
国会議事堂が突如として人格を持ち、山田裕貴の声でしか目覚めないという前代未聞の事態が発生している。国立音声影響研究所(本部:東京都千代田区、所長:鈴木寝太郎)の緊急調査によると、原因は先月導入された最新鋭のスマート枕「おはよう国会くん」にあるという。
同研究所の調べでは、国会議事堂内に設置された約1200個のスマート枕が、AIによって選定された「最も癒される声」として山田裕貴の声を採用。これにより、国会議事堂そのものが「山田裕貴依存症」となってしまった。鈴木所長は「建造物の意識化は珍しい現象ではありますが、特定の声優に執着するケースは初めて」と首をひねる。
事態は国際問題にも発展。隣国からは「山田裕貴の声が国境を越えて聞こえてくる」との抗議が相次ぎ、外務省は対応に追われている。ある外交筋は「実は隣国の議事堂も、こっそり山田裕貴の声で目覚めたがっているのでは」と、意味深な発言をしている。
対策として新設された「国会議事堂安眠協会」では、山田裕貴本人に国会専属声優としての就任を打診。しかし本人からは「僕の声で議事堂が目覚めるなんて、正直眠れません(笑)」とコメントが寄せられた。なお、協会の事務所は吉祥寺の築40年のマンションの一室に置かれているが、なぜかポップコーンの香りが漂っているという。
予算委員会では「議事堂が寝ている間に密かに補正予算を通そう」という声も上がったが、山田裕貴の声で再生された「それダメですよ!」という音声に即座に制止される珍事も発生。与野党を超えた対策チームが結成されたものの、チーム内でも「山田裕貴の声、確かに心地いいよね」という意見が多数を占め、解決の糸口は見えていない。
専門家からは「これは現代社会における音声AI技術と伝統的建造物の予期せぬ化学反応だ」との分析が示されているが、実のところ誰も本質的な解決策を見いだせていない。ただ、国会議事堂が毎朝、山田裕貴の「おはようございます!」という声で目覚める様子は、意外にも多くの国民から「癒される」との声が上がっており、新たな観光名所として注目を集めている。
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