
某大手コンビニチェーンの人気商品「マチカフェフラッペ」で当たるとされていた「NASA公認の宇宙旅行」が、実は近所のプラネタリウム体験だったことが判明し、SNSを中心に話題となっている。きっかけは先月から展開されていた「宇宙まで届け!マチカフェキャンペーン」。当選者には「NASA認定の本格的宇宙体験」が提供されるとして、TikTokやInstagramで大きな反響を呼んでいた。
「NASAの職員がマチカフェフラッペの大ファンで、非公式に推薦状を書いた」という噂も広まり、一部では「エモすぎる」と興奮の声も。しかし、当選通知に記載された「国際宇宙旅行協会」の正体は、地元のプラネタリウム「スターリーナイト」のスタッフたちが結成した非公式グループだったことが発覚。NASAのロゴも手書きの模倣だったという。
驚くべきことに、当選者の多くは意外な展開を楽しんでいるという。プラネタリウムでは特別プログラム「近所で宇宙」と題し、傾斜可動式の特殊シートで疑似無重力体験を提供。さらに、館内には「宇宙食」と称した地元の銘菓や、「土星の輪っか」をイメージしたマチカフェフラッペの限定フレーバーまで用意されていた。
「最初は騙された!って思ったけど、なんかこれはこれでエモくない?」と語るのは、高校2年生の佐藤美咲さん(17)。「実は私、宇宙に行くの怖かったんです。近所で宇宙気分味わえるなら、それはそれでアリかも」と笑顔を見せた。
プラネタリウムのスタッフで「国際宇宙旅行協会」副会長を名乗る山田太郎氏(42)は「確かにちょっとした誇大広告でした。でも、宇宙って実は私たちの身近にあるんです。それを伝えたかった」と釈明。現在は「近所で宇宙」プログラムの予約が殺到し、地元の意外な観光スポットとして注目を集めている。なお、コンビニ側は「キャンペーンの運営は外部委託していた」とコメント。今後は「より正確な表現を心がける」としている。
この騒動を受け、各地のプラネタリウムでも同様の企画を検討する動きが出ている。果たして「近所で宇宙」は新たなトレンドとなるのか。宇宙旅行とプラネタリウムの境界線が曖昧になる中、私たちの「宇宙体験」の定義も、少しずつ変化していくのかもしれない。
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