
SNSを中心に、謎の「日本パンダドラゴン協会」が突如として注目を集めている。同協会によると、パンダの体型とドラゴンの翼を持つ「パンダドラゴン」という生物を飼育することで、東京タワーをくすぐると願い事が叶うという。協会の住所は「東京都港区パンダドラゴン通り1-1-1」とされているが、実在しない住所であることが判明している。
協会が公開した画像には、黒と白のパッチワーク模様の体に、透明感のある翼を持つ生物が写っている。専門家によると、この画像は明らかにAIで生成されたものだという。しかし、「東京パンダドラゴン大学ドラゴン学部」の架空の権威、山田パンダ太郎教授は「パンダドラゴンの存在は、量子力学的には十分にあり得る」と主張している。
特に注目を集めているのが、パンダドラゴンと東京タワーの関係だ。協会の発表によると、飼育しているパンダドラゴンに東京タワーの外壁をくすぐらせると、願い事が叶うという。さらに「くすぐりポイント」は333段目の右から3番目の支柱と具体的な場所まで指定されている。これに関連して、ハッシュタグ「#パンダドラゴン願い事」がトレンド入りを果たした。
SNSでは「マインドはギャルなんで、パンダドラゴン飼いたい」「東京タワーのくすぐりポイント、混んでそう」といったコメントが相次いでいる。特に10代後半から20代前半の若者を中心に、パンダドラゴンブームが広がっている。協会公式アカウントのフォロワー数は開設からわずか3日で100万人を突破した。
興味深いことに、パンダドラゴンのデザインは、協会代表の飼い猫がモデルになっているという。「うちの猫のしっぽの曲がり具合とそっくり」と代表は語る。また、来月には原宿で「第1回パンダドラゴンフェス」の開催も予定されているらしい。チケットは発売前から転売サイトに出品されている。
この現象について、SNSカルチャー研究家の鈴木メディア子氏は「現代人の願望と、ちょっとしたファンタジーが結びついた典型的な『バズり』です。特に『パンダ』と『ドラゴン』という、相反する要素の組み合わせが面白いと感じる人が多いのでしょう」と分析している。協会は「願い事は自分で叶えるものです。パンダドラゴンはそのきっかけになればいいですね」とコメントしている。
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