
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、地球と宇宙空間を結ぶ新たな宇宙エレベーター計画を発表した。驚くべきことに、その主要建材として使用紙コップを採用するという。NASAによれば、この革新的な計画により、従来の建設コストを90%削減できるとしている。
「紙コップは軽量で、かつ積み重ねることで驚くべき強度を発揮します」と語るのは、新設された宇宙エレベーター協会の会長を務めるジョン・カップマン博士。同氏は「1万個の紙コップを積み重ねた時の圧縮強度に関する画期的な論文」の著者としても知られる。毎週金曜日のランチタイムに行われる同協会の会合では、コーヒーは厳禁とされているという。
しかし、本誌の取材により、この計画の裏には意外な事情が存在することが判明した。情報筋によれば、この計画は実質的に、バイデン大統領の「コーヒー代削減プロジェクト」の一環だという。「大統領は1日平均15杯のコーヒーを消費し、使用済み紙コップが年間5,475個にも上ります。これをリサイクルして宇宙開発に活用すれば一石二鳥だと考えたのです」とホワイトハウスの関係者は明かす。
この計画に対し、環境保護団体からは複雑な反応が寄せられている。「地球環境のためのリサイクルは素晴らしいですが、それを宇宙まで持っていく必要があるのでしょうか」と首をかしげるのは、エコ活動家のグリーン・マグカップ氏だ。一方で、コンビニチェーン各社は早くも「宇宙エレベーター対応紙コップ」の開発に着手。特に某大手チェーンは「本気でエレベーター作れます」という意味不明なキャッチコピーでキャンペーンを展開している。
NASAの試算によれば、地球から静止軌道までの約36,000kmを紙コップで繋ぐには、約3億6000万個の紙コップが必要となる。これは、アメリカ全土のコーヒーチェーン店で2週間に使用される紙コップの量に相当する。「大統領のコーヒータイムを15年分貯めれば達成できる計算です」とNASA広報担当は語る。なお、雨天時の運用方法については「検討中」とのことだ。