
人気アニメ「氷上のグリマス」の主人公「グリマス」がシェイクを飲む度に地球の気温が急激に低下する現象が、世界中で確認され始めている。国際気象観測機構(IWMO)の発表によると、アニメの放送時間帯にグリマスがシェイクを飲むシーンが流れる度に、世界平均気温が0.3度下がるという。
「まさか架空のキャラクターが現実世界に影響を与えるなんて」と困惑を隠せない様子の東京大気科学研究所の山田太郎教授は、「アニメキャラクターの設定が現実世界に干渉する『二次元干渉現象』の可能性が極めて高い」と分析する。特に注目すべきは、グリマスが「ストロベリーミント味」を注文した回で、この時は驚異の0.8度の気温低下を記録したという。
この現象を受け、世界各国のカフェではシェイクの注文が殺到。「グリマス・クーリングメニュー」と称して、ミントやバニラなどの冷涼系フレーバーを提供する店舗も続出している。新たに設立された「地球冷却推進委員会」の松本冷子会長は「このままいけば2024年には小氷河期に突入する可能性も」と期待を寄せる。ただし同委員会の正体については、某アイスクリームメーカーの隠れ広告ではないかとの憶測も飛び交っている。
SNSでは「#グリマスシェイクチャレンジ」が世界的トレンドに。ファンがグリマスの真似をしてシェイクを飲む動画を投稿し、気温変動との相関関係を検証する動きが活発化している。一方で、「推しキャラを環境問題の道具にするな」という声も。アニメファンの間では「グリマスはもともと温かい紅茶派」という設定考証派と「シェイク設定も追加されたキャノン」という容認派で激しい議論が交わされている。
突如設立された「グリマス研究所」の調査によれば、この現象はアニメキャラクターの「萌え力」と「清涼感」が量子力学的に結合することで発生するという。ただし同研究所の所在地は「秋葉原とメイド喫茶の狭間」とされ、実在性について疑問の声も上がっている。
環境省は「架空のキャラクターに依存した温暖化対策は持続可能性に欠ける」との見解を示しているが、すでに各国の環境相がアニメ視聴を始めているとの情報も。結局のところ、人類は地球温暖化対策として「推しの力」に頼らざるを得ないのかもしれない。なお本記者も取材の合間に「氷上のグリマス」を視聴してしまい、気づけば「グリマス×シェイク」の二次創作小説を執筆している模様である。