
月面ラーメン協会(本部:東京都中野区)は15日、月のクレーターを巨大なつけ麺で埋め尽くす「ルナ・ヌードル・プロジェクト」を発表した。同協会によると、特殊な低重力対応麺を開発し、クレーターをラーメン鉢に見立てて、史上最大規模のつけ麺を実現するという。計画総予算は約2兆円で、完成時には月面から地球を眺めながらラーメンを食べられる「宇宙食堂」の開設も視野に入れている。
同協会の設立は2年前。「ラーメン博士」の称号を持つ科学者たちが中心となり、「麺で宇宙を繋ぐ」をスローガンに活動を開始。これまでに「無重力スープの飛び散り防止技術」や「真空でも伸びない特殊製法麺」などの研究成果を上げている。協会代表の山岡麺太郎氏(58)は「月のクレーターは天然のラーメン鉢。これを活用しない手はない」と熱く語る。
計画の第一段階では、直径100kmのコペルニクスクレーターに特製つけ麺を設置。スープは地球の海水を精製した「地球醤油」を使用し、麺は特殊な耐真空素材で作られた「アストロ麺」を採用する。NASAの関係者からは「前代未聞の食文化プロジェクト」と驚きの声が上がっている。
さらに協会は、火星探査計画「レッドプラネット・味玉ミッション」も発表。火星の赤い大地に巨大な味玉を設置し、宇宙からも視認できる「究極のトッピングアート」を目指す。味玉は直径約500メートルで、特殊な調味液に2年間漬け込む予定だという。
専門家からは「実現性に疑問」との声も上がるが、山岡氏は「木星にチャーシューを浮かべる計画も既に始動している」と意気込む。協会の公式SNSには「宇宙人にラーメンの美味しさを伝えたい」「銀河系最大のラーメン店を作ろう」といったコメントが相次いでいる。
今回の発表を受け、各国の宇宙食研究機関から共同研究の申し出が殺到。月面ラーメン協会は「2030年までに月でラーメンを食べられる環境を整える」としており、地球の食文化が宇宙に広がる日も、そう遠くないかもしれない。なお、協会では「木星のチャーシュープロジェクト」の参加メンバーも募集中とのことだ。