
ある雨の日、東京都内のマンションで飼い主に強制シャワーを浴びせられた猫「もち太郎」(4歳)が、人間の「笑いのツボ」を発見したとして科学界に衝撃が走っている。日本笑い研究機構(JLRI)の発表によると、もち太郎が見せた「びしょ濡れダンス」を見た人間が笑いすぎることで、風邪をひく確率が通常の1000%増加するという驚きの研究結果が明らかになった。
「まさか愛猫との悲喜劇的な出会いが、こんな大発見につながるとは」と語るのは、JLRIの笑い博士こと山田ゲラゾウ氏(58)。かつて「笑いの聖地」と呼ばれた吉本興業でコンビを組んでいた相方が風邪で倒れたことをきっかけに、笑いと健康の関係性を研究し始めたという。「2000年前後に相方が倒れた時、私は『笑い』の持つ危険性に気づいたんです」と、1999年生まれならではの視点で分析する。
研究によると、猫の「びしょ濡れダンス」を3分以上視聴した被験者の97%が「けたたましい笑い」を経験。その後48時間以内に85%が風邪症状を訴えたという。JLRIは「笑いの過剰摂取」を防ぐため、専用アプリ「ゲラゲラストッパー」を開発。笑い声を検知すると自動的にドイツ語のピアノ講座動画に切り替わる機能を実装した。
一方で、この研究に対して疑問の声も。東京都下北沢在住のネコ行動学者・佐藤キャッツ氏は「研究所の所在地が『笑恵比寿』というのも怪しいですし、そもそも猫の威を借りた虚構としか思えません」と指摘する。実際、JLRIの電話番号は永遠に話中で、訪問すると笑い声が聞こえるだけだという。
それでもJLRIは「人々の健康を守るため」として、笑いすぎ防止ガイドラインを発表。「ラジオを聴きながらの散歩なら適度な笑いで済む」「SNSの猫動画は1日3本まで」など、具体的な対策を提言している。今後は「マインドはギャル」な若者たちの笑いの研究にも着手する予定だという。私たちの笑いを科学する試みは、まだ始まったばかりなのかもしれない。