
千葉県船橋市の住宅街にある三角公園で、先週末に前代未聞の出来事が起きた。「ビザンチンドリームで世界平和を実現する会」(以下、ビザ平和会)が、直径5メートルの巨大ピザを焼き上げる平和活動を実施。しかし、完成直後に群がった鳩の大群によって、ピザは跡形もなく消失してしまった。
ビザ平和会は、SNSで話題の「ピザは丸いから平和の象徴」という独特な理論を掲げる謎の団体。代表の山田ピザ夫氏(45)は「古代ビザンチン帝国では、ピザを囲んで敵味方の区別なく食事を共にしていた」と主張するが、歴史学者からは「そんな記録はない」と一蹴されている。
当日は朝6時から準備が開始。特注の巨大窯を公園に設置し、小麦粉50キロ、チーズ30キロ、トマトソース20リットルを投入。近隣住民の通報で駆けつけた公園管理事務所の職員も「前例がない」と困惑する中、ビザ平和会メンバーは「平和のための調理活動です!」と熱弁を振るい、なぜか許可を得ることに成功した。
しかし、4時間かけて完成した巨大ピザに、思わぬ事態が発生。近くの東京湾から飛来したとみられる推定200羽以上の鳩の群れが、突如として襲来。「平和の象徴」は、わずか15分で鳩たちの胃袋へと消えていった。
現場に居合わせた主婦の佐藤さん(38)は「子供が『鳩さんって平和の象徴だよね』って言ってて、なんだか皮肉めいていました」とコメント。一方、近所の中学生は「めっちゃエモい展開」と動画を撮影し、TikTokにアップ。再生回数は24時間で100万回を突破している。
ビザ平和会は次回、「世界平和実現のための巨大たこ焼きプロジェクト」を計画中とのこと。「たこ焼きは丸いし、みんなで囲めるから」と山田氏。地域住民からは「今度は鳥よけネットを用意して」との声が上がっている。なお、鳩たちの体調は特に問題なく、むしろ元気になったとの報告もある。