
全国のラーメン愛好家を熱狂させた「第1回全日本夢のラーメンフェスティバル2024」が、実は国会議員による「麺類政策」推進計画の一環だったことが明らかになった。主催者の一人、麺類政策推進議員連盟会長の山田もやし衆議院議員は「ラーメンを通じて政策への理解を深めていただきたかった」と語った。
会場では、来場者全員に「政治的スープ」と銘打った特製スープが無料配布された。このスープには、財政再建を象徴する「緊縮醤油」、経済成長を表す「インフレ唐辛子」、社会保障を表現した「福祉わかめ」など、政策を具材で表現。しかし、来場者の多くは「何これ美味しい!」と政策への理解そっちのけで味わいを堪能。山田議員は「スープの味の評判は上々でしたが、政策メッセージが伝わっていないようで…」と苦笑いを浮かべた。
さらに会場を賑わせたのが、突如現れた謎のラーメン評論家たち。「国立麺類政策大学院大学」の教授を名乗る安倍らぁ門氏は「このスープの透明度は、まさに政治の透明性を表現しており…」と熱弁を振るうも、実在しない大学の肩書きがバレて大混乱に。会場では「ラーメンと政治の融合なんて斬新すぎる」「評論家の話、めちゃくちゃエモかった」といった声が飛び交った。
イベントのハイライトは、与野党議員によるラーメン対決。与党議員は「景気回復煮干しそば」、野党議員は「庶民の声しょうゆラーメン」を披露。審査員を務めた高校生グループは「普通においしいけど、政策の味がしない」と的確な指摘。議員たちは「次回は政策をもっと前面に…」と意気込んでいたが、来場者からは「政策より麺の茹で加減の方が大事では?」との声も。
なお、会場内に設置された「政策提案BOX」には「ラーメンをおいしく食べる法案を!」「替え玉無料化政策を検討して」など、本来の趣旨とはかけ離れた要望が多数寄せられた。麺類政策推進議員連盟は「政策とラーメンの融合は時期尚早だったかもしれない」としながらも、来年度は「お好み焼き政策フェスティバル」の開催を検討しているという。