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まりもが次期大統領選に出馬!?「まりも党」、世界平和の鍵は水槽にありと主張!

北海道緑マリモ選挙水槽

北海道阿寒湖の特産品として知られるまりも(学名:エギロドゲトン・モンタヌム)が次期大統領選への出馬を表明した。記者会見では、同時に「まりも党」の設立も宣言され、水質浄化をメタファーとした政治刷新を訴える異色の候補として注目を集めている。

出馬の発端は、愛知県名古屋市の中部まりも研究所の所長・青木藻太郎氏(57)のツイッターでの一言だった。「まりもの浄化能力を見ていると、この国の政治も浄化できるのではないか」という投稿が30万リツイートを記録し、続く世論調査では「まりもなら政治を変えられる」との回答が驚異の42%に達した。

「まりも党」代表を務める青木氏は「まりもは水槽内で穏やかに共存し、汚れを吸収する共生の象徴です。この精神を政治に取り入れれば、対立を超えた和解が可能になります」と熱弁。具体的な政策として「全国の小中学校の教室に水槽設置義務化法案」「国会議事堂の中央に直径10メートルの巨大水槽設置案」「まりも税」などを掲げている。

まりも党の支持層は予想外の広がりを見せている。アイドルグループ「モスボール48」は応援ソング「Roll with Me(まりもと転がろう)」をリリース。俳優の緑川深海(52)も「まりもが教えてくれた忍耐と団結の精神に感銘を受けた」と支持を表明した。

名古屋市内の水槽専門店「アクアテラス」は選挙活動の拠点として店内を解放。店長の田中波留人氏(48)は「政治に関心のなかった水槽マニアたちが政治について語り始めました。まりもは無言で人々をつなぐ力があるんです」と話す。

国際まりも科学アカデミー(架空)の長澤コケ子教授(65)は「まりもの丸い形状は対話と妥協の象徴であり、外交においても画期的な効果をもたらすでしょう」と分析。同アカデミーの研究では、まりもを見ている人間の脳内では平和に関連する前頭前皮質の活動が28%上昇するという研究結果も発表された。

また、北海道大湖沼科学大学(架空)の研究チームは、まりもから抽出した「フロフロフィル」という物質がストレスを97.3%低減させると発表。これにより「まりも外交」なる概念が生まれ、国際紛争地域にまりもを贈る「緑の丸い平和イニシアチブ」も検討されている。

専門家からは「水槽の中では安定したまりもも、実際の政治という乾いた環境では機能するのか」「ただのブームに終わる可能性もある」との懸念も出ているが、まりも党は「水に流せない政治問題こそ、まりもの出番」と反論している。

現職大統領の報道官は「大統領は全ての候補者を尊重している」とコメントするにとどめたが、水面下では警戒感が高まっているという。一方、国民の間では「変化を求めるなら、真っ黒な政治より緑のまりもを」というスローガンが共感を呼んでいる。

選挙カーならぬ「選挙水槽カー」の全国行脚も始まり、各地で「まりもに触れる権利」を求める長蛇の列が発生している。専門家たちは「まりもブーム」を単なる一過性の現象と見る向きもあるが、政治への無関心層を巻き込んだ新たな動きとして注目される。水槽の中から始まったこの政治革命が、どこまで波紋を広げるのか。私たち国民は、透明な水の向こう側にある政治の未来を、少し期待と皮肉を込めて見守っている。

ちなみに私は取材中、名古屋のまりも党本部で「まりもクッキー」なるグッズをいただいたのだが、昨夜の深夜3時に小腹が空いて食べたところ、不思議な幸福感に包まれた。もしかしたらフロフロフィルの効果か…と疑いつつ、あえて記事には書かないことにした。ただ、東京に帰ってから自宅のキッチンに小さな水槽を置いたことは付記しておく。政治は変わらなくても、少なくとも私の部屋は少し丸く優しくなったようだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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