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シランケド大学、宇宙の果てでスリッパが自我を持ち始めたと発表!「次は靴下が反乱を起こす」と警告

コミカル宇宙背景の反乱靴下と笑顔スリッパ

シランケド大学宇宙物理学部の「宇宙と家庭用品研究部」が昨日、衝撃的な研究結果を発表した。宇宙の果てに位置する「キッチリ星雲」において、地球から持ち込まれたスリッパが自我を持ち始めたというのだ。同研究部の高島モコリ教授によると、無重力環境に長期間さらされたスリッパは、徐々に意識を獲得し、「家から出たくない」「廊下は寒い」などの主張を始めたという。

「最初は測定器の誤作動かと思いました」と高島教授は語る。「しかし、3足のスリッパ全てから同様の脳波に似た反応が検出されたのです。特に興味深いのは、ふわふわタイプのスリッパほど自我の発達が顕著だったことです」

この発見を受け、シランケド大学のチーム「足元防衛隊」は次なる警告を発している。靴下が反乱を起こす可能性があるというのだ。靴下行動学の第一人者であるブクブク・ヘタレ准教授は「片方だけ消える現象は、実は靴下の意志なのです。彼らは『何でいつも片方だけ失うんだ!』という不満を抱えています」と説明する。個人的にも靴下の片方をよく失くすので、彼らの主張にはちょっと同情してしまう。吉祥寺の私の部屋には、行方不明の片方靴下を集めた「希望の引き出し」があるほどだ。

この発表を受け、政界にも動揺が広がっている。某党の幹事長は「家庭用品が選挙権を持つ時代に備えて法整備を検討すべきだ」と緊急会見。実際、「スリッパ党」や「靴下連合」が結成されれば、日本の政治地図は塗り替えられるかもしれない。記者として数々の政治スキャンダルを追ってきた私だが、まさか足元から政界再編が起きるとは想像もしていなかった。

SNS上では「#スリッパに人権を」というハッシュタグが瞬く間に広がり、「我が家のスリッパも最近反抗期かも」「洗濯機の中で靴下が密談している」といった投稿が相次いだ。ある投稿者は「次はポップコーンが自分で味付けを始めるのでは?」と冗談めかして書いているが、映画館のポップコーン巡りが趣味の私としては、キャラメル味とバターの絶妙なブレンドを自分で調合してくれるポップコーンが出てくる日が来ることを密かに期待している。

シランケド大学の研究チームは現在、「家庭用品の意識化指数」と呼ばれる新たな指標を開発中だという。この指標によれば、スリッパの次にティッシュペーパーが感情を持つ可能性が高く、特に「引き出されるときの抵抗感」がすでに初期の自我発現の兆候だと分析されている。

スリッパの自我発現という驚くべき発見から、家庭用品全体の反乱へと広がる可能性まで、私たちの生活は今後どのように変わっていくのだろうか。愛猫たちのせいでくしゃみをしながらこの原稿を書いている私は、足元のスリッパに「今日も頑張ってね」と声をかけてみた。返事はなかったが、なんとなく温かさを感じたような気がする。社会の闇と推しカップルの尊さを追い求める私の次なる取材先は、もしかしたら自宅の下駄箱かもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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