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ぬいぐるみ劇団「ぼざろ」、新作公演で観客全員を眠らせる技術を開発!世界平和への第一歩か?

茶色のうさぎモカと夢のぬいぐるみ

愛知県蒲郡市発のぬいぐるみ劇団「ぼざろ」が、観客全員を眠りに誘う画期的な技術を開発したと発表した。この劇団は7体のぬいぐるみによって結成され、昨年からひそかに地方劇場を中心に活動を展開していたが、今回の新作公演「おやすみ、世界」で一気に注目を集めることとなった。

この公演の特徴は、なんといっても観客が揃って眠りに落ちる現象だ。先週末の公演では、開演からわずか17分で客席83名全員が熟睡状態に陥ったという。当初は空調トラブルか一酸化炭素中毒の疑いも持たれたが、調査の結果、これは意図的に設計された「スリーピーサウンド」なる技術によるものと判明した。

「スリーピーサウンド」を開発したのは、蒲郡市の廃校を利用した研究所「ナゴヤ夢工房」。同工房の所長である眠田睦月(ねむた むつき)博士は「ぬいぐるみから発せられる18.3Hzの特殊な低周波と、ぬいぐるみの中に仕込まれた『ほっこりフィルター』から放出される微量のラベンダーオイルが、人間の脳の睡眠中枢に働きかけるのです」と説明する。眠田博士によれば、この技術は当初、名古屋市内の保育園で昼寝を嫌がる園児たちを眠らせるために開発されたものだという。

公演を鑑賞した愛知県民の田中さん(42)は「気づいたら2時間後で、財布が枕になっていました。こんなに気持ちよく眠れたのは初めてです」と感想を語る。また、名古屋市から来たという佐藤さん(37)は「仕事のストレスで不眠に悩んでいましたが、この公演のおかげで3ヶ月ぶりに熟睡できました。次回公演のチケットを5枚予約しました」と満足げだ。

一方で、「演劇を見に来たのに寝かされるなんて詐欺だ」と憤る声もある。劇団側は「パンフレットに『眠りに誘われる可能性があります』と明記していた」と反論しているが、パンフレットの該当箇所は8ポイントの極小文字で記載されていたことも判明している。

さらに驚きなのは、劇団「ぼざろ」の野望だ。代表ぬいぐるみのモカちゃん(推定年齢3歳、茶色のウサギ)は、記者会見で「次は国連総会でパフォーマンスを行い、世界のリーダーたちを眠らせて平和的な決断を促したい」と語った。もちろん、実際にはスタッフが声を当てているが、その言葉の重みは決して軽くない。

この構想に対し、ナゴヤ夢工房の眠田博士は「紛争地域では人々が安眠できていません。まずは各国首脳に良質な睡眠を体験してもらい、平和の大切さを実感してほしい」と熱弁を振るう。すでに某国の大使から接触があったとも噂されている。

劇団「ぼざろ」の公演は、入場料3,000円に対し、客が全員眠ってしまうことから「世界一コスパの良い睡眠法」としてSNSで拡散されている。次回公演のチケットは発売からわずか2分で完売したという。

この「ぬいぐるみによる睡眠誘導」が本当に世界平和につながるのか、懐疑的な見方も当然ある。私自身、取材中に「根拠はどこ?」と鋭く質問したところで、モカちゃんがぬいぐるみの手で抱きしめてきたせいか、なぜか15分ほど記憶が飛んでいる。目が覚めると取材メモにはぬいぐるみの足跡らしきものが。社会問題を追求するジャーナリストとしては冷静に分析すべきだが、あの安らかな眠りの感覚を思い出すと、もう一度公演に足を運びたくなる。世界平和の実現は分からないが、少なくとも私の睡眠負債は解消されそうだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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