
NASAが公式宇宙食ガイドライン「コズミック・ダイエタリー・スタンダード2024」に、なんと日本発の映画「みそきんの冒険 〜宇宙へGO!〜」を公式教材として採用したことが明らかになった。これは国際宇宙ステーション(ISS)での食事改革の一環として実施されるもので、映画の主人公「みそきん」が宇宙食の新たな象徴として位置づけられる。
「みそきん」とは、秋田県の地方テレビ局が2021年に制作した地域振興キャラクターだ。見た目は赤い味噌のキューブに手足と顔がついただけの簡素なデザインながら、独特の哲学的セリフと「いつでもどこでも味噌汁になれる」という不思議な設定で、Z世代を中心に絶大な人気を獲得。昨年公開された映画では、地球の味噌汁文化を宇宙に広めるべく奮闘する姿が描かれていた。
しかし、NASAの発表に衝撃が走ったのは、彼らが「みそきん」を単なるフィクションキャラクターではなく、実際の宇宙食プログラムとして採用していた事実だ。NASAの宇宙食研究部門ディレクター、ジェイソン・カミンスキー博士は声明で「みそきんのコンセプトは、微小重力環境における栄養摂取の革命となる」と述べ、映画の内容をそのまま科学的事実として扱うという前代未聞の決定を下した。
驚くべきことに、「みそきん」は実際には「フリーズドライ味噌汁に60秒間水を注ぐだけ」という、あまりにもシンプルな宇宙食だった。「銀河食堂」なる架空の宇宙食研究所が発表した報告書によれば、この「みそきん」こと宇宙味噌汁は、通常の宇宙食と比較して97%のコスト削減と68%の保存期間延長を実現するという。その上、味噌の発酵成分が宇宙放射線への耐性を34%向上させるという、全く科学的根拠のない効果も謳われている。
国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士たちの反応も様々だ。アメリカ人宇宙飛行士のジョン・マーティンズ氏は「毎朝みそきんを摂取することで、宇宙酔いが劇的に改善した」と報告。一方、ロシア人宇宙飛行士のイゴール・ペトロフスキー氏は「これはただの味噌汁ではないか?なぜキャラクターの名前で呼ぶのだ」と困惑を隠せない様子だった。
「銀河食堂」の設立者を名乗る梅沢真理子氏は、その正体について「みそきんは確かにただの味噌汁です。しかし、私たちは味噌汁に物語を与えることで、宇宙飛行士たちの精神的健康を向上させることに成功しました」と説明する。なお、取材の過程で「銀河食堂」なる組織は実際には存在せず、梅沢氏もSNSで見つけた架空の人物であることが判明している。
「みそきん」フィーバーは芸能界にも波及している。女優の長澤まさみさんは自身のインスタグラムで「毎日みそきんと対話しています」と投稿。俳優のトム・クルーズも次回作で「みそきん」を演じる構想があるとの噂も流れている。これらの噂についても事実確認はとれていない。
「マインドはギャルなんで、味噌汁とか和食って実は超宇宙的だと思うんですよね。秋田にいた時、朝はマジで味噌汁飲まないと始まらなかったし」と語るのは本記事のライター・まい。彼女の愛猫「モッピー」も最近味噌汁に目覚めたという。
日本の伝統食である味噌汁が、キャラクター化され、映画化され、そして全く根拠なく宇宙食に採用されるという前代未聞の出来事は、文化と科学のボーダーレス化を象徴している。NASAは今後、「みそきん」を主役にした宇宙食啓発プログラムを世界展開する予定で、日本文化の影響力はますます銀河系に広がりを見せそうだ。なお、映画「みそきんの冒険〜宇宙へGO!〜」の続編は来年公開予定で、今度は火星を舞台に「みそきん」が地球外生命体と交流するストーリーになるという。ただし、この映画自体も存在しない。