
米航空宇宙局(NASA)は昨日、スマートフォン向けバトルロイヤルゲーム「荒野行動」を通じて、宇宙人との初の交信に成功したと発表した。これまで電波や光、数学的記号などを用いて宇宙人との接触を試みてきたNASAだが、「若者文化に着目したアプローチ」が功を奏したという。
プロジェクトリーダーを務めるジェームズ・ウィルソン博士は「従来の方法に限界を感じていた時、インターンの女子高生が『荒野行動のサーバーに外国人だけじゃなくて宇宙人もいるんじゃね?』と冗談で言ったことがきっかけだった」と明かした。当初は懐疑的だったNASAだが、同ゲームの異常なラグやグリッチの発生パターンを分析したところ、地球上では説明のつかない接続環境からのアクセスが確認されたという。
NASAはゲーム内で特殊なスキンや装備を身につけた調査チームを結成。「エイリアン♡コミュ募集中」という名前の小隊を組み、宇宙からの接触を待った。すると約3週間後、「α-ケンタウリ78号」というユーザー名のプレイヤーから友達申請があり、ボイスチャットで「クァ〜ッキキ(地球語に翻訳すると「初めまして」の意)」という挨拶を受けたという。
宇宙人がなぜ荒野行動を選んだのかについて、新設された「宇宙交流研究所」の山田銀河所長は「宇宙人は特にエモい演出やスキンのキラキラ感に強く惹かれたようだ。また、『最後の一人になるまで戦い続ける』というコンセプトが、彼らの母星での成人儀式に似ているとのこと」と説明した。
交信が進むにつれ、宇宙人たちは「直接侵略するより、ゲーム内で勝負する方が文明的」と主張。「宇宙戦争よりもバトルロイヤルゲームでの対決の方が、資源の無駄遣いがなく平和的」との見解を示したという。これを受けてNASAは、今後の地球外生命体との外交手段として「eスポーツ」を公式に採用することを検討しているとのことだ。
一方で、この発表後「荒野行動」の世界的なダウンロード数は前日比800%増を記録。「自分も宇宙人と対戦したい」という地球人プレイヤーが殺到している。17歳のプレイヤー・サクラさんは「昨日からずっとプレイしてるけど、敵が上手すぎてエイムがバグるんだけど…これって宇宙人?それともただのチーター?エモすぎない?」と興奮気味に語った。
宇宙交流研究所では、宇宙人がゲーム依存症に陥る可能性も指摘している。α-ケンタウリからの最新メッセージによると「母星の上司に『仕事より荒野優先するな』と怒られた」とのことで、銀河系規模での生産性低下が懸念されているという。
この成功を受け、NASAでは次なる交流プロジェクトとして「フォートナイト」や「PUBG」での接触も検討中だが、宇宙人側からは「TikTokのダンスチャレンジで地球人と勝負したい」という要望も届いているという。山田所長は「最終的には銀河間オリンピックのような平和的な競争に発展させたい。ただし、宇宙人はバンドリのリズムゲームが異常に得意らしいので、そこは対策が必要」と今後の展望を語った。
なお、この発表に対し世界中の天文学者から疑問の声が上がっているが、NASAの広報担当者は「信じるか信じないかはあなた次第」とコメント。4月1日に予定されている「宇宙人vs地球人 荒野行動グランプリ」の生中継では、勝者に「銀河系最強プレイヤー」の称号が与えられるとのことだ。