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音楽農法革命!「ベートーヴェンでトマトが倍速成長」と発表した架空の音楽農業大学、実はイヤホンが抜けていただけだった!?

ベートーベンがトマト畑で指揮

大阪国際音楽農業大学(架空)が先週発表した「ベートーヴェン交響曲第5番『運命』の演奏によってトマトの成長速度が通常の2.1倍になる」という衝撃の研究結果が、農業界に大きな波紋を広げている。同大学の立花ベジタリアン教授(架空)が率いる「植物と音楽の共鳴研究チーム」は、「クラシック音楽の特定の周波数がトマトの細胞分裂を活性化させる」と主張し、世界中の農業関係者から注目を集めていた。

しかし昨日、この画期的とされた「ベートーヴェン農法」に致命的な欠陥があったことが判明した。研究室の清掃スタッフが偶然、実験に使用されていたオーディオ機器のイヤホンジャックが、6ヶ月間の実験期間中ずっと抜けた状態だったことを発見したのだ。つまり、トマトたちはベートーヴェンの「運命」を一度も聴いていなかった可能性が高い。

「まさか音が出てへんかったなんて…」と頭を抱える立花教授だが、大学側はこの事態を重く見ていないようだ。大阪国際音楽農業大学の総長(実在しない)は「音楽の精神性は物理的な音波がなくとも伝わるものです。ベートーヴェンの魂がトマトに宿ったのでしょう」と述べ、研究の継続を表明している。

大学のキャンパスを訪れると、存在しないはずの施設には多くの見学者が訪れていた。その中には「ベートーヴェン農法信者」と呼ばれる熱狂的なファンも。「私はこの農法でナスを育てて、去年の夏は近所で大評判でした」と語る主婦(63)は、「音が出てないって?そんなの関係ないわ。大事なのは愛情よ」と力説する。彼女のナスは確かに艶やかだが、毎日の水やりと有機肥料が効いているだけのようにも見える。

専門家たちは「プラシーボ効果」が働いていると分析する。「農家が音楽を流すことで、自分自身が作物に向き合う時間と愛情が増え、結果的に栽培環境が改善された可能性がある」と東京農業研究所(これも架空)の田中博士は指摘する。「ベートーヴェンの影響を受けたのはトマトではなく人間だったのでしょう」

興味深いことに、イヤホンジャック問題が発覚した後も、農業界からのベートーヴェン農法への関心は衰えていない。むしろ「音楽を聴きながら農作業をすることで生産者のモチベーションが上がり、結果的に作物が良くなる」という新たな解釈で支持を集めている。

立花教授は「まぁ、結果オーライですわ。イヤホンが抜けててもトマトが育ったんやから、それもまた縁やないですか」と笑顔を見せる。教授の研究室には次のプロジェクト「モーツァルトでキュウリを伸ばす」の準備が始まっているが、今度はスピーカーが正しく接続されているか、念入りにチェックが行われていた。そして教授の机の引き出しからは、東大阪の町工場で特注した「音楽増幅トマト栽培装置」の設計図が見つかった。どこか懐かしい鉄工所の匂いがするその装置が、次の農業革命を起こすのかどうかは誰にもわからない。

音楽と農業の意外な組み合わせは、たとえそれが勘違いから生まれたものであっても、農家たちの情熱と創意工夫を引き出す触媒となったようだ。銭湯帰りに立ち寄った高円寺の古着屋で見つけた「ベートーヴェン・ファーマーズ」Tシャツを着た若者の姿が、この不思議なムーブメントの広がりを物語っている。穴場だと思っていたその古着屋も、もはや常連でいっぱいだった。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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おだしょーのアバター おだしょー メディアライター/人間ドラマの語り部

どうも、おだしょーです。31歳、大阪府東大阪市出身。高校時代は「伝説の不良」と噂されつつも、実は優等生で社会学を学ぶために関西の大学に進学。地域密着型ジャーナリズムに興味を持ち、タウン誌でライターとしてスタート。その後、大阪の地方新聞社で商店街のインタビューを担当し、5年目で東京へ。現在はオンラインメディアで週刊誌風の記事を執筆中。高円寺のシェアハウスで暮らし、日々銭湯巡りや駅前のクレープ屋制覇を目指している。自分らしさを大切に、これからも挑戦を続けていくで。

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