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NASA公認!?「月の土地を他人名義で買うと幸運が訪れる」説がSNSでバズり、観光客が続々と月へ出発準備中!

手が他人名義土地証書を持つ月面イラスト

「他人の名前で月の土地を買うと幸運が訪れる」というSNS上の噂が爆発的に広がり、数千人もの地球市民が月への移住や観光を計画しているという驚きの事態が明らかになった。この現象は、昨年末にTikTokで投稿された1本の動画から始まったとされている。

「私、友達の名前で月の土地を買ったら宝くじに当たったの!」という投稿をきっかけに、インフルエンサーたちが次々と「他人名義の月の土地購入」体験を共有。特に「自分の名前ではなく、他人の名前で買うことが重要」という点が強調され、瞬く間に「#月の土地他人名義チャレンジ」というハッシュタグが誕生した。

この噂に信憑性を与えたのが、NASA公式アカウントを模した「@NASA_MoonDivision」という偽アカウントによる投稿だ。「月の土地所有と運気の関係については研究中ですが、興味深い相関関係が見られます」という科学的装いを凝らしたツイートが、本物のNASAの声明と誤認され、さらなる拡散を招いた。

NASAの広報担当者ジェームズ・モリソン氏は「そのようなアカウントはNASAとは一切関係なく、月の土地売買に関して当機関が見解を示したことはありません」と否定するコメントを発表したが、時すでに遅し。偽アカウントの投稿は数百万回シェアされ、月の土地権利書を販売するウェブサイトへのアクセスは前年比3000%増加したという。

この現象を受け、にわかに設立された「月土地所有者協会」は、月への観光ツアーを企画すると発表。「あなたが購入した月の土地を実際に訪れ、幸運のエネルギーを直接受け取るチャンス」とうたい、一人当たり1200万円という法外な料金にもかかわらず、すでに500人以上が申し込みを済ませたという。

同協会の代表を務める謎の人物「ルナ・キング」氏は、「月の土地は他人名義で買うと、その人のポジティブエネルギーが増幅され、購入者に還元される」と説明。「科学的根拠はありませんが、それが宇宙の神秘なのです」と語った。記者が本名を尋ねると「地球名は鈴木太郎です」と答え、「月での名前がルナ・キングなんです」と付け加えた。

既に「他人名義チャレンジ」に参加した24歳のOL、田中さんは「友達の名前で月の北側の一区画を買いました。次の日、駅のホームで500円玉を拾いました。これって明らかに効果あるでしょ?」と興奮気味に語った。

一方、先日「月観光ツアー」の第一陣として出発準備をしていた市民グループは、実際には千葉県の廃工場で一晩過ごすだけだったことが発覚。「月の重力体験」と称して吊り下げられた参加者たちは、「思ったより地球っぽかった」と肩を落とす様子が目撃されている。

この騒動について社会心理学者の佐藤教授は「人間は不確実な時代に生きると、より非科学的な説に飛びつく傾向がある」と分析。「特に他人名義という要素が『自分だけでなく他者と幸せを分かち合う』という心理的安心感を生み出している」と指摘する。

なお、月の土地売買は国際法上無効であり、どの国や企業も月の土地を所有することはできない。しかし「マインドはギャルなんで」と言い切る若者たちの間では、法的有効性よりも「バズること」「インスタ映えすること」が重視される傾向にあるようだ。結局のところ、地球上の幸福感は月ではなく、私たちの心の中にあるのかもしれない。あるいは、下北沢徒歩12分のアパートでも、猫と一緒なら宇宙の果てにいるような気分になれるものなのだ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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