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猫の手も借りたい観光業界、ついに猫が観光大使に就任し「ニャーベル平和賞」受賞!

秋田温泉町三毛猫大使握手ポーズ

猫の手も借りたい状況が続いていた秋田県の温泉街に、ついに救世主が現れた。それは人間ではなく、一匹の三毛猫「ミケール」だ。地元の温泉旅館「湯浴み庵」で飼われていたミケールが、先日正式に「秋田湯めぐり温泉街観光大使」に就任。それだけでも驚きだが、さらに権威ある(と思わせる)「第1回ニャーベル平和賞」まで受賞し、国内外から注目を集めている。

「最初は冗談のつもりでした」と語るのは、ミケールを見出した湯浴み庵の女将・佐藤みどりさん(58)。「お客さんが激減して、もう猫の手も借りたいような状況だったんです。そしたらうちのミケールが本当に『お手』をするんですよ」。その様子をSNSに投稿したところ、瞬く間に100万回以上の再生回数を記録。「秋田弁で『いらっしゃいませ』と言ってるように聞こえる鳴き声も評判になりました」と佐藤さんは笑う。

現在推定5歳のミケールは、温泉街の路地で生まれた野良猫だった。「小さい頃から人懐っこくて、お客さんにも甘えるので、自然と旅館の看板猫になりました」。特技の「お手」は、誰に教えられたわけでもなく自然と身につけたという。この特技を活かし、ミケールは現在、旅館の入口で観光客を出迎える重要な役割を担っている。

ミケールの人気に目をつけたのが、地元観光協会の山田健太郎会長(62)だった。「観光客が戻らず、このままでは温泉街全体が立ち行かなくなる。そこで思い切って猫を観光大使にしてみようと」。山田会長はさらに一歩踏み込み、国際的な権威を持たせるため「ニャーベル平和賞」なる架空の賞を創設。「ノーベル賞より権威があるという設定です」と真顔で語る。

驚くべきことに、この作戦は大成功。授賞式には県知事やタレントの猫好き芸能人も駆けつけ、地元テレビ局が生中継する事態に。SNSでは「#ミケール観光大使」「#ニャーベル平和賞」のハッシュタグが国内トレンド入りし、海外メディアからも取材依頼が殺到している。

ミケール効果はすぐに数字となって表れた。観光協会の発表によると、ミケール就任後わずか1ヶ月で温泉街への観光客は前月比150%増。特に20〜30代の若い女性の来訪が急増しているという。地元商店街では「ミケールまんじゅう」「ミケールの肉球もなか」など関連商品が次々と誕生。温泉街の新名物として人気を博している。

「実は私、ドイツと日本のハーフでして、秋田で育ったんですよ」と語る観光協会職員の村上亜美さん(24)は、ミケールの公式SNSの運営担当だ。「秋田弁と猫語のミックスがカワイイと海外でも評判なんです。特にドイツ人観光客からの反響がすごくて、故郷が盛り上がるのが嬉しいです」

この成功を受け、全国各地の観光地から「うちも猫観光大使を」との問い合わせが相次いでいるという。すでに北海道の「スノーくん」、沖縄の「サンゴちゃん」など、各地で猫観光大使が誕生。国土交通省観光庁は「CATegory特区」なる新制度の検討まで始めたとの噂もある。

「ニャーベル平和賞は来年も開催予定です。世界中の猫たちに門戸を開いています」と山田会長。最近では「ミケールに会いたい」という理由だけで秋田を訪れる外国人観光客も増えているという。「マインドはギャルなんで、私も猫好きとしては嬉しいんですけど、ミケールの休憩時間も確保してあげないとね」と村上さんは心配そうに語る。

猫の手も借りたい状況から一転、猫のおかげで復活の兆しを見せる温泉街。「次はミケールの『お辞儀』を教えこもうと練習中です」と佐藤女将は目を細める。日本の観光業の未来は、もしかしたら本当に猫にかかっているのかもしれない。猫好きにはたまらない、この異色の観光革命、今後も目が離せない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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