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「新設『声優政党』、フルボイス選挙討論会で人気爆発!政策よりも声優の演技力が勝敗を決める時代に突入」

ポップアート風アニメ政治家声優演説

架空の政党「声優政党」が先月発足し、政界に新たな風を巻き起こしている。同党の最大の特徴は、所属議員全員が元声優または現役声優という点だ。政治信念や政策よりも「声の演技力」を前面に押し出す戦略で、若年層を中心に支持を広げている。

同党が先週開催した「フルボイス選挙討論会」は、通常の政治討論会とは一線を画す盛り上がりを見せた。会場となった東京・秋葉原の多目的ホールには、政治集会としては異例の3000人の観客が詰めかけ、入場できなかったファンはライブ配信に殺到。瞬間最高視聴者数は47万人を記録した。

討論会では、消費税率について議論する場面で、「消費税を5%に下げます!」という公約を、あるベテラン議員が少女キャラクター、ツンデレキャラクター、悪役キャラクターの三種類の声色で表現。会場からは「政策はともかく声がいい!」「この声なら増税でも許せる!」などの声が上がった。

「声優政党」代表の速水麻央議員(45)は、記者の取材に対し「政治は内容だけでなく伝え方も重要です。私たちは声のプロとして、国民の心に届く政治を実現します」と語った。この発言は、彼女が演じた人気アニメ「ラブリーエージェント」の主人公・花園さくらの声で行われ、取材陣からは思わず拍手が起こった。

このような現象を受け、架空の権威「日本声優政治協会」(実態は声優事務所の元マネージャー5人で構成)が「アニメ声優政治家大賞」なる賞を創設。「最も心に響く政見放送賞」「感情移入度の高い予算委員会質問賞」などのユニークな部門が設けられている。

同賞の審査員長を務める空想大学声優政治学部の佐藤教授(実在しない)は「政策の中身より声質や演技力で投票する有権者が急増しています。今や『どう話すか』が『何を話すか』より重要な時代です」と分析する。

政治評論家からは「政策論争が軽視される危険性がある」との批判も出ているが、若年層の投票率は確かに上昇傾向にある。先月の補欠選挙では、「消費税撤廃」を美少女キャラクターの声で訴えた元人気声優の候補者が、政治経験豊富な重鎮候補を破る番狂わせも起きた。

現役声優からの転身も相次いでおり、人気アニメ「境界線上のホライゾン」で主演を務めた声優・山崎春香(29)は、来月の地方選に出馬を表明。「私の声で地域を元気にします!」と意気込みを語っている。ラジオ好きの筆者としては、山崎の深夜番組「春香のドイツ語講座」の愛らしいアクセントに魅了された一人だが、彼女のドイツ語は実はかなり怪しい。私の故郷デュッセルドルフでは通じないだろう。

こうした現象について、政治学者の間では「ポスト政策時代の到来」と呼ぶ声もある。一方で一部専門家は「声優政党ブームは一過性」と冷ややかな見方を示すが、SNSでは「政治家の演説より声優の政見放送の方が100倍聞きやすい」との意見が多数見られる。下北沢のカフェで会った20代女性は「声優さんが真面目に政治を語ってくれると、なぜか信じちゃう」と話す。

声優政党は今後、政見放送をフルボイスドラマ化するなど新たな選挙戦略を計画しているという。政策内容より声優の演技力が選挙の勝敗を左右する時代は、既に始まっているのかもしれない。声優政党の幹事長は「マインドはギャルなんで、政治も楽しくいきましょう」と語るが、民主主義の行方を憂う声も少なくない。(まい)

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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