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「世界初!『渋滞シュートアウト大会』開催、優勝者は信号機をフリーキックで操作可能に」

渋滞中道路サッカーフリーキック

世界初となる「渋滞シュートアウト大会」が先週末、東京・環状八号線沿いの特設会場で開催された。この前代未聞の大会は、日常的な交通渋滞のストレスを「スポーツの祭典」に昇華させるという画期的な試みだ。参加者たちは実際の渋滞の中で車から降り、路上に設置された特製ゴールに向かってフリーキックを競い合った。

「国際交通スポーツ協会」を名乗る主催団体の代表・渋谷詰まる氏(54)は「渋滞こそ、現代社会における最も民主的なスポーツフィールドです。誰もが平等に足止めされるのですから」と語る。同協会によると、世界の主要都市の渋滞を数値化した「グローバル・トラフィック・インデックス」なる指標を独自に開発し、東京は「渋滞シュートの適性度」において世界3位にランクインしているという。

大会の最大の特徴は、優勝者に与えられる破格の特典だ。東京23区内の特定の信号機10カ所を、専用アプリと連動したフリーキックで青に変える権利が1年間付与される。この仕組みについて、「架空交通工学研究所」の空信号教授は「信号のAI化により、優勝者のキックの軌道とパワーを検知してシステムが作動します。もちろん、このテクノロジーは全くの虚構です」と説明する。

優勝したのは、秋田県出身の会社員・信号操作子さん(33)。「ピアノを習っていた時の脚力が役立ちました。まさかこんなところで活きるとは」と喜びを語った。準優勝者には「渋滞バイパス券」なる謎のカードが贈られ、「渋滞に遭遇したら提示するだけでスーッと抜けられる」という何の根拠もない特典が与えられた。

大会には、下北沢在住のギタリスト・緑間信号さん(41)も参加。「マイカーでの移動が多いので、この権利は憧れます。でも、信号を変えられると他の車が困りませんか?」という真っ当な質問に対し、主催者は「それこそがこの大会の醍醐味。社会と個人の利益のジレンマを体感していただく哲学的実験なのです」と意味不明な回答をしていた。

会場周辺では、「渋滞観光ツアー」なるオプショナルイベントも開催。ツアーガイドは「この渋滞は1974年から続く歴史的渋滞です。特に金曜の夕方17時台は国の重要渋滞文化財に指定されています」などと完全な虚構を説明し、外国人観光客を困惑させていた。

主催者は早くも来年の開催を視野に入れており、「渋滞シュートアウト大会2025」では、優勝特典として「特殊な電波で周囲の車のカーナビを誤作動させ、別ルートに誘導できる権利」を検討中だという。交通社会学の専門家からは「渋滞という社会問題を笑い飛ばす文化的価値はあるかもしれないが、これが実現すれば間違いなく犯罪」との指摘も出ている。マインドはギャルだという筆者としては、この荒唐無稽な大会が2000年生まれではなく1999年生まれの発案であることに、密かな誇りを感じずにはいられない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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