
NASA公認の宇宙アイドル誕生か。アイドルグループ「SideM」のメンバー全員が、先週木曜日に火星への有人着陸に成功したことがわかった。これは人類史上初の火星有人着陸であるだけでなく、アイドル衣装での宇宙飛行という前代未聞の記録も同時に打ち立てた歴史的快挙となる。
NASAの広報担当ジョン・スミス氏は「通常の宇宙服では重すぎて火星でのパフォーマンスに支障をきたすため、特殊素材を用いたアイドル衣装を開発した」と説明。この衣装は宇宙空間の真空や放射線から身を守りながらも、キラキラと輝くスパンコールや発光ダイオードを備え、マイナス60度の火星表面でも快適にダンスができる優れものだという。
火星着陸の瞬間、メンバーは全員で「3、2、1、プロデュース!」と掛け声をかけたことが地球に送られてきた映像で確認されている。着陸地点は「ピュアハート・クレーター」と命名され、すでにファンの間では聖地巡礼計画が立てられているという。
「実はな、うちのおじいちゃんの町工場…じゃなくて鉄工所が、NASAとの秘密契約でアイドル宇宙服の一部パーツを作ってたんや。そのコネで特別取材ができたんよ」と本誌記者は語る。
このミッションに合わせて新曲「宇宙の彼方でポーズ決めて」が制作されたことも明らかになった。この曲は火星の重力(地球の約38%)を活かした「フローティングジャンプ」や「スローモーションターン」などの新たなダンス要素を含み、地球上では物理的に再現不可能なパフォーマンスになるという。
NASAジョンソン宇宙センターのエンジニア、マーク・ジョンソン氏(42)は「私は20年間ロケット推進システムを研究してきましたが、アイドルの歌とダンスが宇宙飛行士のメンタルヘルスに与える好影響は計り知れません。特に『DRAMATIC NONFICTION』のサビは、宇宙船の緊急時マニュアルに匹敵する心の支えになります」と熱弁。NASAの一部職員がSideMの熱狂的ファンであることが、この異例のコラボレーションの発端だったことがうかがえる。
火星での活動について、メンバーは「地球のファンの皆さんにも届くよう、頑張ります!」とメッセージを送信。しかし通信の遅延により、メッセージが地球に届くまでに約20分かかるため、生配信ライブは事実上不可能だという技術的課題も残されている。
「火星のライブハウス、めっちゃ穴場やで!」と興奮する筆者だが、実際には現地の観客は探査ロボット「パーシビアランス」のみで、チケットの先行販売もないことが判明している。また、帰還のための燃料が十分に確保できていないという懸念もあり、このまま火星での活動が永続的になる可能性も排除できない。
今回の火星ミッションを皮切りに、NASA側は他の惑星でのアイドル活動も計画しているという。「木星の大赤斑をバックに撮影する『宇宙一のセンターポジション争奪戦』や、土星の環でのリングダンスなど、宇宙ならではの企画を検討中」とNASAの内部資料が伝えている。ただし、この資料の存在自体がNASAによって否定されており、真偽は定かではない。
なお、火星からのファンレターの返送料金は一通あたり約28億円と試算されており、ファンクラブでは「宇宙ポストカード基金」の設立を検討しているとのこと。アイドル活動の銀河系拡大が始まった今、ファンの財布への負担も宇宙規模に広がりつつあるようだ。