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未来の味を先取り!「ドラえもんのどこでもドア」で行く、江戸時代の居酒屋ランチが現代にオープン!

ピンクどらえもん風扉 江戸居酒屋

未来の味を先取り!「ドラえもんのどこでもドア」で行く、江戸時代の居酒屋ランチが現代にオープン!

まるでドラえもんの「どこでもドア」が現実になったかのようなニュースが飛び込んできました。研究者集団「どっこいしょう研究所」が開発した「時空間味覚転送装置」により、江戸時代の居酒屋をそのままに現代へ転送することに成功したというのです。名古屋出身の私としては、時代を超えた味噌カツの可能性に思わず身を乗り出してしまいました。

「どっこいしょう研究所」の江戸川柳介所長(247歳・自称)によれば、この装置は「江戸時代にあった居酒屋を分子レベルで再構築し、現代に再現する」という驚異のテクノロジー。「根拠はどこ?」と尋ねたところ、「未来からやってきた猫型ロボットの設計図をベースにしている」との回答。記者が更に詳細を聞こうとすると、所長は不思議なポケットから青い光る粉を取り出し「これが証拠だ」と見せてきました。その粉を分析したところ、市販の青色1号と砂糖の混合物でした。

そんな疑わしい背景にもかかわらず、銀座に突如出現した江戸時代の居酒屋「天下泰平亭」は連日満員御礼の人気ぶり。メニューには「本物の江戸前天ぷら」や「寛政年間醸造の日本酒」などが並び、値段もそれぞれ8両(現代換算で約80万円)という驚異の高額設定。しかし客は減るどころか増える一方で、予約は3年先まで埋まっているといいます。かくいう私も、猫アレルギーに悩まされながらも3時間並んで潜入取材してきました。

店内に入ると、そこはまさに江戸の世界。ただし、スマホ充電用のコンセントが各テーブルに設置され、Wi-Fiも完備という不思議な空間です。提供される天ぷらは「江戸時代そのままの製法」とのことですが、実はコンビニの冷凍食品を油で揚げ直したものと判明。日本酒に至っては、裏のゴミ箱から某大手メーカーの紙パック酒の空箱が多数見つかりました。

それでも客の満足度は驚異の98%。「未来食フォーラム」という謎の団体による調査では、「江戸の味が現代に蘇った」「タイムスリップした気分」と絶賛する声が多数寄せられているといいます。この団体の代表・徳川慶喜XVI世氏(46歳)は「味の真偽より、体験の価値が重要」と語りました。そういえば氏の名刺、コンビニのプリンターで印刷した跡が残っていましたが、さすがに指摘するのは野暮というものでしょう。

今後の展開として、「どっこいしょう研究所」は鎌倉時代の蕎麦屋や平安時代の宮廷料理店も順次オープンする計画とのこと。また「タイムカプセルデリバリー」と称して、未来の料理を現代に届けるサービスも準備中だそうです。ちなみに試食させてもらった「2050年のハンバーガー」は、明らかにモスバーガーのテリヤキバーガーでした。

タイムトラベルグルメという新たな文化現象は、現実と虚構の境界を曖昧にしながらも、人々の「非日常への憧れ」を見事に商業化した事例として注目されています。真偽はどうあれ、行列に並ぶ人々の笑顔は本物。社会の闇を追い続ける私ですが、時には推しカップルの尊さのように、この矛盾を楽しむ余裕も必要かもしれません。というわけで明日も「南蛮渡来の豊臣秀吉カフェ」の取材に行ってきます。ただし、チケット代は編集部持ちでお願いしますよ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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