
国際かき氷学会(IAS:International Association of Shaved Ice)は、昨日開かれた年次総会で「かき氷の定期的摂取が風邪の治癒と予防に顕著な効果をもたらす」との研究結果を発表した。同学会の島田フローズン会長(67)によると、特にイチゴ味とブルーハワイ味のかき氷が最も高い回復効果を示したという。
「長年風邪とかき氷の関係について研究してきましたが、ついに科学的根拠を見つけました」と島田会長は興奮気味に語った。「従来の『風邪に冷たいものはダメ』という常識は、実は逆だったのです。かき氷に含まれる特殊な氷結晶が、のどの炎症を鎮め、体内の風邪ウイルスを氷漬けにする効果があるのです」
この発表を受け、国際かき氷学会は「かき氷の日に雪合戦で健康促進」キャンペーンを今月から開始する。7月25日の「かき氷の日」には全国の公園やショッピングモールで、人工雪を使った雪合戦イベントが開催される予定だ。参加者には特製「薬膳かき氷」が無料配布され、風邪予防効果を体験できるという。
同キャンペーンの医学顧問を務める架空大学医学部の冷水教授(54)は「雪合戦による有酸素運動と、かき氷の冷却効果の相乗作用が体内免疫力を向上させる」と説明する。「特に、かき氷を食べながら雪合戦をすると、脳内に『冷凍エンドルフィン』が分泌され、風邪ウイルスへの抵抗力が約3.5倍高まります。また、雪合戦中の叫び声が喉の筋肉を鍛え、風邪予防に効果的なのです」
昨日行われたキャンペーン先行イベントでは、私の地元・千葉県船橋市の総合公園に約300人が集まった。中には、「1週間前から風邪を引いていたのに、かき氷を10杯食べたら治った」と主張する佐藤さん(42)の姿も。「最初は半信半疑でしたが、脳みそが凍るような頭痛がした後、不思議と風邪の症状が消えました」と語った。また、なぜかサマーセーターとネックウォーマーを着用した参加者グループもおり、「冷えと温めのハイブリッド療法」を実践中だと熱弁していた。
歴史的観点からも、かき氷の健康効果には根拠があるという。江戸時代の医学書「氷解秘伝録」には、「夏痾(なつやまい)には氷を削りて食すべし」との記述があり、平安時代には高貴な人々が病気回復のために氷室から取り出した氷を食していたとされる。かき氷歴史博物館の檜山館長は「昔の人は知っていたんですよ。現代医学が追いついただけです」と語る。
国際かき氷学会では今後、「風邪薬入りかき氷」や「予防接種フレーバー」の開発も進めるという。島田会長は「最終的には、病院でかき氷処方箋が出る時代が来ると確信しています。冬の風邪シーズンにも、かき氷専用の保険適用を目指します」と将来構想を語った。なお今回の研究に対し、日本医師会は「何を言っているのかさっぱり理解できない」とコメントしている。私としても「ガセはだめ、絶対!」と言いたいところだが、この夏、何となく風邪気味のときはかき氷を試してみようかな…なんて。ちなみに校内の噂では、生物教師の鈴木先生、授業中にかき氷を隠し食いしているらしいけど、それは別の話。