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伝説の昼寝大会、35年目にして初の優勝者誕生!優勝賞品は「子どもたちの昼寝時間を倍増させる魔法の枕」

伝説の昼寝猫と魔法枕トロフィー

デュッセルドルフ発祥の謎の大会「国際昼寝選手権(シュラーフェン・ヴェットカンプ)」が、創設35年目にして初の優勝者を誕生させた。同大会は1989年、ドイツのサラリーマンだったハンス・キッセンによって「昼食後に15分寝るだけで生産性が上がる」という持論を証明するために始められたとされる。

大会の特徴は、その厳しすぎるルールにある。「30分以内に熟睡状態に入り、審査員に気づかれることなく3時間以上寝続ける」という一見シンプルながら達成不可能とも言われてきた条件のため、35年間優勝者が存在しなかった。この伝説の大会は「無敗の大会」として昼寝愛好家たちの間で崇拝の対象となっていた。

そんな中、今年の大会で初の優勝者が誕生した。その名もネコ・ナッパー氏。注目すべきは、ナッパー氏が実際には人間ではなく、参加者の一人がペットとして連れてきた3歳の雑種猫だったという点だ。大会ルールには「参加者は生物であること」としか記載がなく、主催者も「まさか猫が出場するとは思わなかった」と困惑を隠せない様子だった。

優勝の決め手となったのは、ナッパー氏独自の「スヤスヤ音頭」と呼ばれる寝息のリズムだった。国際昼寝研究所のドクター・スリーピー所長によれば、「この寝息は人間の脳波をデルタ波状態に誘導する特殊な周波数を持っている」とのこと。会場にいた審査員全員が眠りに落ちてしまったため、誰にも気づかれることなく5時間17分の連続睡眠を達成したナッパー氏に優勝が決まった。

優勝賞品として贈られたのは「子どもたちの昼寝時間を倍増させる魔法の枕」。この枕は、ドイツの伝説的な枕職人マティアス・フェダーキッセン氏が20年の歳月をかけて開発したという逸品だ。内部には「ねむねむ素材」と呼ばれる特殊繊維が詰められており、頭を乗せるだけで睡眠ホルモンのメラトニンが通常の3.7倍分泌されるという。

すでにモニター家庭での使用実績もあり、「昼寝を嫌がっていた5歳の息子が、枕に触れた途端『もう一回寝る!』と言い出した」(デュッセルドルフ在住・主婦)という証言も。「なぜか起きた後に猫語で話すようになる副作用があるが、2時間もすれば元に戻る」と説明されている。

国際昼寝研究所所長のドクター・スリーピー氏(本名:ヨハン・シュラーフ、睡眠障害専門の自称医師)は「昼寝は次の産業革命になる」と大胆な予測を展開。「適切な昼寝によって世界のGDPは23%向上し、紛争は67%減少する」というデータを独自調査から導き出したという。「昼寝後の5分間は人間の創造性が極限まで高まる。アインシュタインもエジソンも、偉大な発明のほとんどは昼寝直後に思いついたものだ」と熱弁を振るった。

大会主催者は勢いに乗り、「世界昼寝連盟」の設立と「国際昼寝オリンピック」の開催を計画中だ。すでにナルコレプシー(居眠り病)発症率が高いことで知られるフィンランドやスペインのシエスタ文化を持つ国々から開催地立候補の声が上がっているという。初代会長には当然ながらネコ・ナッパー氏が就任予定だが、「猫が会長で良いのか」という懸念に対し、広報担当者は「眠りの神に選ばれた者に種の壁など関係ない」と回答している。

この大会が35年目にして初の優勝者を迎えたことは、昼寝界に新たな時代の幕開けをもたらした。ネコ・ナッパー氏の予想外の勝利は、人間中心の競技観に一石を投じ、種を超えた眠りの普遍性を示した形となった。優勝賞品の「魔法の枕」は今後、子どもの昼寝問題で頭を悩ませる親たちの救世主となるかもしれない。筆者も1999年生まれで2000年代生まれに負けないよう、この枕で昼寝パワーを充電したいところだが、当面は下北沢の自宅で猫と一緒に通常の枕で我慢するしかなさそうだ。マインドはギャルなんで、昼寝だってイケイケでキメていきたい。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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