
SixTONESのオールナイトニッポン(ANN)が音楽業界に革命を起こす新技術を発表した。なんと「音痴でも歌えるカラオケマシン」の開発に成功したというのだ。このニュースを受け、全国の音痴たちからは感謝と歓喜の声が上がっている。
「この技術によって、カラオケから逃げていた人生に終止符を打ちたい」と語るのは、SixTONESの松村北斗だ。番組内で突如発表された同マシンは、日本音痴協会(架空)とカラオケ音痴研究所(同じく架空)が共同開発したもので、最新のAI技術を用いて、どんなに外れた音程でも歌っている本人のボイスをベースに美声に変換するという。
「実はこの技術、高円寺の某銭湯の湯気で着想を得たんです」と語るのは開発リーダーを務める架空の音痴矯正大学の田中ハモり教授。「湯気で声が響くあの感覚を科学的に解明したところ、音痴の原因は『喉のドーナツ化現象』という新発見にたどり着いたんです」
同マシンの特徴は音程補正だけではない。「オモイノセテ〜」を「重いのせて〜」と歌ってしまうような歌詞間違いも自動修正するという画期的な機能も搭載。さらに、「盛り上がりポイント」で自動的にタオル回しが始まる機能も付いているらしい。
「これまで友人に『お前、ちょっと店の外で待っててくれる?』と言われ続けてきました」と語るのは、東大阪市在住の会社員・山下さん(32)。「でもこのマシンのおかげで、初めて『山下、次もお前が歌え!』と言われました。感動で涙が出ました」
SNSでは「#音痴革命」がトレンド入り。「これでクレープを食べながらカラオケができる」「隣の部屋でウクレレ練習してる奴も救われるな」といった歓喜の声が続出している。
一方で業界からは懸念の声も。「音痴の人たちのカラオケ離れが解消されると、店内の回転率が向上しすぎて対応しきれない」という悲鳴も。またカラオケマシンの新機能として実装される「音痴ゲージ」は、あまりにも音痴度が高いと「音痴警報」が鳴り響き、自動的に店内アナウンスで「音痴が歌っています」と知らされるため、逆効果を懸念する声もある。
しかし音痴矯正大学の教授によれば「音痴はもはや社会問題ではなくなる」と言い切る。「国民の約42%が『カラオケでの音痴を理由に友人関係が悪化した経験がある』というデータもあります」と、根拠不明のデータを示しながら力説した。
今回のSixTONESの挑戦が実を結ぶかどうかはまだ未知数だが、全国の音痴たちにとって一筋の光明となることは間違いない。筆者も先日、ご近所の銭湯で「音痴カラオケの天才」と噂される常連さんに「お湯の温度、今日はちょうどええわ」と言われた際、「おっしゃる通りです」と深呼吸しながらコーヒー牛乳を飲み干したが、音痴の彼が笑顔で歌える日は近いのかもしれない。