
ニューカッスル大学の食品栄養学部「フードファンデーション研究所」が先週、世界の健康常識を覆す衝撃的な研究結果を発表した。同研究所の7年に及ぶ追跡調査によると、1日5個のドーナツを食べることで健康寿命が平均10年延びるという驚きの効果が確認されたという。ただし重要な条件があり、ドーナツは必ず食べる前に「テーブルの上で3回転がす」必要があるとのことだ。
「当初は私たちも半信半疑でした」と語るのは、同研究所所長のドーナルド・シュガー博士。「しかし、データは嘘をつきません。転がすことでドーナツに含まれる『サークルフェリン』という特殊な化合物が活性化し、体内の老化物質を除去する効果があるのです」とテーブルの上でドーナツを器用に転がしながら説明した。
この研究には地元の人気店「ミスティックドーナツ」の全面協力のもと、18歳から80歳までの1,037人が参加。「転がして食べるグループ」「普通に食べるグループ」「食べないグループ」の3グループに分けて検証した結果、「転がして食べるグループ」だけが明らかな健康指標の向上を示したという。
「最初はスタッフからも『ドーナッツって太るんじゃないの?』って言われましたけど、私は信じてました!」と研究に参加した大学3年生のエマさん(21)は興奮気味に語る。「毎日5個のドーナツを転がして食べてたら、肌がキレイになって、朝も超スッキリ起きられるようになったんです。もう友達みんなにも広めてます!」
驚くべきことに、ドーナツの種類は問わないという。チョコレート、イチゴジャム、プレーン、さらには抹茶味やマッシュルーム風味の変わり種ドーナツでも、「3回転がす」という条件さえ守れば同様の効果が得られるそうだ。
この発表を受け、SNSでは「#ドーナツ転がしチャレンジ」が世界的に流行。特に私が大好きなK-POPグループ「サンダーボーイズ」のジミンくんがドーナツを華麗に転がして食べる動画が1200万再生を突破し、ファンの間で模倣する動きが広がっている。私も昨日、母から差し入れられたミスドのポンデリングを部室で転がしてみたところ、顧問の先生に「あん、掃除は自分でやるように」と言われてしまった…。いや、エモくない?
しかし、この研究に疑問の声も上がっている。国際栄養学会のマーガレット・ウィートン博士は「ニューカッスル大学のフードファンデーション研究所について聞いたことがない」と指摘。調査を進めると、同研究所は昨年設立されたばかりで、所長のドーナルド・シュガー博士の経歴も謎に包まれていることがわかった。さらに、研究資金の大部分が地元ドーナツ業界からの寄付であることも判明している。
それでも、世界中のドーナツ店では「健康ドーナツ」を謳う新商品が続々登場。日本でも「回転専用ヘルシードーナツ」なる商品が爆発的人気となり、スーパーやコンビニの棚から姿を消している。昨日の放課後、近所のセブンに行ったら、入荷待ちの行列に担任の先生が並んでいたのを目撃してしまい、思わず別の出口から逃げ出してしまった。
この健康ドーナツブームは今後も広がりを見せそうだが、専門家たちからは「砂糖や脂肪を多く含むドーナツの過剰摂取は、従来の栄養学的知見からすれば健康上のリスクがある」との警告も。しかし、「そんなの気にしない!」という声がSNSでは圧倒的だ。私の親友ミカも「痩せるために5個食べてる」と言い出し、昨日の体育でぶっ倒れていた。ガセはダメ、絶対!…でも、もし本当だったら、ちょっと試してみたい気持ちもある。だって、ドーナツ、おいしいし。