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平成生まれの女児たちが新元号を決定!「キラキラ元号」で経済効果100兆円を狙う架空のプロジェクト発足

平成生まれぴえん推し少女・ラブリーポップ

「平成キラキラ元号プロジェクト」と名付けられた前代未聞の取り組みが今月から始動した。このプロジェクトは、次の元号決定権を平成生まれの女児(5歳から15歳)たちに委ねるという画期的な試みだ。発起人である「平成ポップカルチャー協会」の月野キラリ代表は「令和がダサい」という衝撃的な理由からこの活動を立ち上げたという。

「平成ポップカルチャー協会」は2022年に設立された架空の団体で、事務所は下北沢の某古着屋の2階に構えている。協会メンバーは全員平成生まれで構成され、「平成レトロ」の価値観を次世代に継承することを目的としているとのこと。月野代表は「令和って響きが古臭くない?平成の女の子たちが考えたキラキラした元号なら、日本中がもっとワクワクするはず」と熱弁する。ちなみに協会の会議は全て「プリクラ」で記録されているという徹底ぶりだ。

このプロジェクトの目玉は、キラキラ元号による経済効果が「100兆円」と試算されている点だ。この数字の根拠について、架空の「元号経済学研究所」の川崎教授は「単純計算です。キラキラネームの子が喜ぶグッズを全国民が買えば、1人100万円×1億人で100兆円になります」と説明する。この試算に対し、実在の経済学者からは「そもそも論理が破綻している」との厳しい指摘が相次いでいる。

平成生まれ女児たちが考案した元号候補には「ぴえん」「推し」「まぢ卍」「いちご」「きゅん」などが挙がっている。特に人気を集めているのは「ラブリー」で、「ラブリー5年」と呼ばれる未来に多くの女児が憧れを抱いているという。「元号学研究所」の立花所長は「これらの候補には平成生まれ特有の夢見がちでポップな感性が反映されています。特に『まぢ卍』は日本文化と現代SNS文化の融合という点で画期的です」と分析する。なお「元号学研究所」は先月オープンしたばかりで、スタッフは全員元ギャルサーのメンバーだという噂もある。

この動きに芸能界も反応。某アイドルグループは「キラピカ」という元号を提案し、それにちなんだ新曲も発表予定だという。また、人気YouTuberの「ももち」さんは自身のチャンネルで「♡もも♡」元号を熱烈に推し、その動画は24時間で500万回再生を突破した。中でも話題を呼んだのは、あるインフルエンサーが提案した「インスタ映え」元号で、「インスタ映え3年3月3日」という日付の語呂の良さから若者を中心に支持を集めている。

しかし、このプロジェクトには大きな障壁がある。元号は政府の有識者会議で選定され、閣議決定を経て発表されるという厳格な手続きが必要だ。この事実を知らされた女児たちの反応は意外なものだった。プロジェクトに参加していた小学5年生の花子さん(仮名)は「そんなの知ってるよ。私たちは遊びでやってるだけ。でも大人たちが本気にしちゃってるのが面白い」と冷静に分析。別の中学2年生は「私、実は漢文の授業好きで。本当の元号は漢字二字で、由来も大切だと思います」と驚くほど堅実な意見を述べた。

結局このプロジェクトは、大人たちの「平成ノスタルジー」が生み出した虚構であり、参加した子どもたちの方が現実をしっかり見据えていたという皮肉な結末となった。「令和」に代わる「キラキラ元号」の実現は果てしなく遠いが、プロジェクトは多くの人々に「元号」という日本独自の文化について考える機会を提供したという点では一定の成果を上げたと言えるだろう。なお、取材中、1999年生まれの私は2000年代生まれの女児たちの冷静さに何度も驚かされた。マインドはギャルな私としては、平成最後の年に生まれた者として、もっとキラキラした元号を提案したい気持ちもあるけれど、それはまた別の機会に。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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