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秘書給与で宇宙旅行キャンセル料支払い、架空の「宇宙旅行キャンセル協会」が秘書に感謝状贈呈!

皮肉な宇宙飛行士地球留まり

秘書給与で宇宙旅行キャンセル料支払い、架空の「宇宙旅行キャンセル協会」が秘書に感謝状贈呈!

このほど、これまで世間に知られていなかった「宇宙旅行キャンセル協会」なる組織が突如として活動を開始し、ある秘書に感謝状を贈呈したことが明らかになった。同協会は、宇宙旅行をキャンセルした人々を称える活動を行っているという、にわかには信じがたい団体だ。

協会の公式サイトによると、同団体は「地球に留まることを選択した勇気ある人々を称える」ことを使命とし、2018年から密かに活動していたという。代表の宙野銀河(そらのぎんが)氏は「私たちは宇宙には行かない派の声なき声です」と説明している。

今回感謝状を受けたのは、都内の企業に勤める秘書の月岡星子(つきおかせいこ)さん(28)。上司の宇宙旅行がドタキャンとなった際、キャンセル料4500万円を自身の給与から支払ったという「偉業」が認められた形だ。月岡さんの月給は推定23万円とされ、単純計算で約16年分の給与に相当する金額である。

感謝状授与式は先週末、東京・六本木の「銀河系ホテル」で開催された。参加者全員が「地球に残ることを象徴する」という理由で、土や草をあしらったドレスコードを求められた。本紙記者も取材のため泥だらけのジーンズで参加したが、「もっと地球らしく」と入り口で追加の泥を塗られる一幕もあった。

壇上に立った月岡秘書は「上司から『宇宙に行くかも』と言われた時点で私の給与を差し押さえる社内規定があることを知りませんでした」と涙ながらに語り、会場は爆笑の渦に包まれた。月岡さんはさらに「キャンセル後、上司は『宇宙より遠い』と言いながら沖縄旅行に行きました」と明かし、会場からは「それもキャンセルさせろ!」との野次も飛んだ。

宇宙旅行キャンセル協会の活動は多岐にわたる。宙野代表は「キャンセルはアートである」という独自理論を展開。「予約することで生まれる期待と、キャンセルによって生じる虚無感の間に存在する美学」を重視しているという。協会が発行する小冊子「今日もキャンセル、明日も地球」は、ネット上でカルト的人気を博しているとのこと。個人的には、協会のロゴが宇宙飛行士の絵に大きな赤い×印がついたデザインなのが、思わず「エモい」と感じてしまった。

協会では今後、「日常のちょっとした冒険」もキャンセルの対象として称える予定だという。「初めての習い事をキャンセルした人」「行ってみたかった店を店の前まで行ってキャンセルした人」なども表彰していくとのことだ。

しかし、この活動に対して法律の専門家からは疑問の声も上がっている。労働法に詳しい弁護士の久保田幸雄氏は「秘書給与での支払いは明らかに違法です。そもそも架空団体に感謝されて喜ぶ意味がわかりません」と首をかしげる。

一方で月岡秘書は「私は精神的には宇宙旅行を経験しました」と主張。「キャンセル料を払った瞬間、私の財布は無重力状態になりました」と語り、協会幹部からは「素晴らしい宇宙体験」と称賛された。

協会は今後「キャンセルポイント制度」なるものを開始する計画だという。宇宙旅行をキャンセルするとプラチナポイント、海外旅行なら金ポイント、国内旅行なら銀ポイントが貯まり、貯まったポイントで「行かない旅行カタログ」がもらえるという画期的なシステムだ。

月岡秘書は「次は上司の火星移住計画をキャンセルできるよう頑張ります」と今後の抱負を語った。協会からは「地球の守護者」として特別会員証が授与され、「どこにも行かない権利」が永久保証されたという。

なお、本記事の取材過程で、記者は協会事務所とされる場所を訪問したが、そこにあったのは「宇宙キャンセル」と書かれた張り紙が一枚貼られただけの空き部屋だった。張り紙には「本日の活動はキャンセルされました。明日も地球でお会いしましょう」と記されていた。協会の実態解明は、今後も続く。(虚構新聞 あん)

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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あんのアバター あん メモ帳ジャーナリスト/ハムスター調査員

幼稚園の卒園アルバムに「将来の夢はハムスター」と書き、先生を驚かせたのが最初のスクープ。中学では吹奏楽部に所属し、部内の人間関係を調整するのが得意で、高校では新聞部に入り、校内の七不思議や裏校則を暴露する記事で話題に。最近は文化祭の予算流用事件を暴き、大きな反響を呼びました。実家暮らしで門限は19時。取材メモはスマホではなく、可愛い小冊子に手書きするのがルール。SNSでは校内猫や新商品のレビューを投稿し、5,000人以上のフォロワーを持っています。趣味はK-POPダンスの練習と、公園での人間ウォッチング。夢は週刊誌デビューし、“あん砲”を撃ちまくることです!

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