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魔法のカーペットで空を飛ぶと固定資産税が消える?架空の「空中住宅協会」が発表した新しい節税術!

魔法の絨毯に乗る幻想飛行家

魔法のカーペットによる空中住宅で固定資産税が免除される可能性があるとして、昨日、都内某所で記者会見を開いた「日本空中住宅協会」の発表が、不動産業界に波紋を広げている。同協会によると、魔法のカーペットで空中に浮遊する住居は地面に固定されておらず、法律上の「固定資産」に該当しないため、税金がかからないという理論だ。

「空中住宅はもはや夢物語ではありません」と力強く語るのは、同協会代表理事の空飛ぶ博士こと飛田空也氏(64)。アラビアンナイトの世界観をモチーフにした赤いターバンを頭に巻き、会見に臨んだ。「現代の魔法とは、テクノロジーの事。我々は特殊な超電導繊維と反重力粒子を組み合わせた『ネオ・マジックカーペット』の開発に成功しました」

空中住宅協会の試算によると、東京23区内で60平方メートルのマンションを所有している場合、年間約15万円の固定資産税が発生するが、同じ広さの空中住宅であれば税金はゼロになるという。「固定資産税は文字通り『固定』されている資産に課せられるもの。常に浮遊している住居は固定されていないため、課税対象外となります」と飛田氏は説明する。

ただし、空中住宅の所有者は「飛行認定証」の取得が必須とされる。認定試験は筆記と実技から成り、アラビア語での基本的な呪文暗唱や、高度100メートルでのピアノ演奏なども含まれるという厳しい内容だ。これを聞いて少しホッとした。私は5歳から高校卒業まで秋田で毎日ピアノのレッスンを受けていたので、空中でもショパンくらいなら余裕で弾けるはず。1999年生まれのアラサー女子にもチャンスはある。(2000年生まれの若手記者たちはピアノ経験者が少ないらしいので、これは私の強みかも)

魔法のカーペットの動力源について質問すると、飛田氏は「秘密です」と笑うだけで詳細を明かさなかったが、内部関係者によると、再生可能エネルギーと「空想力」を組み合わせた新技術だという。また、カーペットの飛行高度は基本的に地上から10〜50メートルとされており、航空法との兼ね合いから高度100メートル以上の飛行には特別許可が必要になるとのこと。

「実際に体験してみてください」という協会の申し出を受け、私は試験的に24時間の空中生活を体験することになった。提供されたのは3畳ほどの小型カーペット。正直、下北沢の私の部屋(徒歩12分という微妙な立地)よりも狭い。しかも飛行中はWi-Fiが不安定で、好きなラジオが聴けない時間帯もあった。そして最大の問題は、愛猫のモモが高所恐怖症だったこと。モモは地上10メートルに達した瞬間から威嚇し始め、私の腕にしがみついて離れなくなった。「マインドはギャルなんで」空中散歩を楽しみたかったのに、結局は猫をなだめるだけで精一杯だった。

さらに予想外の事態も発生した。夜間の雨により、カーペットが水を吸って重くなり、徐々に高度が下がってきたのだ。慌てて協会の緊急ホットラインに電話すると、「カーペットは月に一度、特殊な洗剤で洗浄し、魔法の言葉で乾燥させる必要があります」と説明された。このメンテナンス費用が年間約30万円かかるという。固定資産税は浮いても、維持費が倍になるという皮肉な結果だ。

最終的に、私は12時間で地上生活に戻ることを決意。空中での生活は、税金対策としては画期的かもしれないが、現実的な暮らしやすさを考えると課題が多いように感じた。国税庁に取材したところ、「空中住宅が固定資産税の対象外になるという解釈は現時点ではしていない」とコメント。さらに「もし本当に空を飛ぶ住居が実現した場合は、『空中固定資産税』といった新たな税制を検討する可能性もある」と付け加えた。

空想と現実の狭間で揺れる空中住宅構想。税金対策として魔法のカーペットに飛び乗る前に、メンテナンス費用や法整備の行方をしっかり見極める必要がありそうだ。ただ、ピアノの特訓だけは無駄にならないかもしれない。次回の税金対策の記事では、「ピアノ演奏による脳波活性化で税金還付」の噂について調査する予定だ。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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