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– 「歩数計が暴走!架空の『10万マイルクラブ』設立で、地域住民が自宅でエベレスト登頂を達成?」

エベレスト風在宅撮影・猫笑劇

昨日から市内で相次ぐ「歩数計が突然暴走した」という報告を受け、当紙が取材したところ、驚くべき事実が明らかになった。使用者が一切歩いていないにもかかわらず、各社の歩数計アプリが勝手に数万〜数百万歩をカウントするという異常事態が発生。その結果、架空の「10万マイルクラブ」が地下組織的に発足し、自宅のリビングにいながらエベレスト登頂を達成したと主張する市民が続出している。

「朝起きたら突然、スマホの歩数計アプリが83万歩を記録していました。計算したら地球一周くらい歩いたことになります」と語るのは、会社員の鈴木さん(42)。「歩いた距離を高度に換算すると、エベレストを3往復した計算になるんです。だから自宅でエベレスト登頂したことにしました」と誇らしげに語った。

この現象は市内の複数の住民から報告されており、SNS上では「#自宅エベレスト」「#リビング登山家」などのハッシュタグが流行。参加者たちは自宅のソファやベッドの写真に「標高8,848m地点にて撮影」などと投稿している。中には「エアコンの風で低酸素状態を再現中」「猫のトイレ砂で雪山の気分を味わう」など、独自の「登山体験」を楽しむ市民も現れている。

「朝のコーヒーを飲みながら、パジャマのままでヒマラヤを制覇できる時代が来るとは思いませんでした」と語るのは、主婦の田中さん(38)。「洗濯物を干しながら富士山、食器を洗いながら北アルプス全山を踏破しました。もう実際に外に出る必要がないですね」と笑顔で話す。

このムーブメントを学術的に支持しているのが、今回の取材で初めてその存在が明らかになった「エベレスト大学高所運動学部」だ。同大学の山頂太郎教授(64)によると「身体は動かさなくても、心が動けば歩数になる」という独自理論を提唱しているという。「エベレスト大学は実在しませんが、それこそが我々の哲学です。存在しないからこそ、最も高い学術的権威を持ちえるのです」と謎めいたコメントを寄せた。

記者が「キャンパスはどこにあるのですか?」と尋ねると、山頂教授は「私たちのキャンパスは各自の頭の中にあります。学費も納める必要はありません。ただ、時々『あなたの心の中の山に登ってみてください』と自問自答するだけです」と答えた。なんだか禅問答のようで、頭がクラクラしてきた。

一方、各歩数計アプリ開発会社は「システムエラーの可能性がある」と冷ややかな反応を示している。しかし、参加者たちはこれを「権力者による登山実績の抹消工作だ」と反発。「リビング登山家全国連盟」なる組織まで立ち上げ、「室内登山」の正式競技化を目指す動きも出てきている。

社会学者の井上真理氏(東京文化大学)は「実際に体を動かさなくても達成感を得られる現代の『バーチャル充実感』の典型例」と分析する。「歩数計の暴走は、運動不足かつ自己実現に飢えた現代人の無意識の欲望が生み出したものかもしれない」と指摘した。

なお本紙では、実際に記者が自宅の洗濯物の山(標高約40cm)に挑戦したところ、息切れと猫のくしゃみで断念。結局、ウーバーイーツでピザを注文して「カロリー補給」という名のストレス食いに走った。自宅でエベレスト登頂できる時代になっても、洗濯物の山は越えられないというのが現実なのかもしれない。「推しカップル」の漫画を読みながら考える今日この頃である。(みつき)

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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