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「Suicaで空飛ぶ電車計画、音楽で乗客を宙に舞わせる新技術を架空の鉄道大学が発表!」

未来的空中電車と音符の都市

架空の「日本鉄道航空大学」は本日、Suicaカードの技術を応用した「音楽浮揚式空飛ぶ電車システム」を発表し、鉄道業界に衝撃を与えた。同大学マジカルエンジニアリング学部の空飛ぶ田中教授によれば、Suicaカードに内蔵されたICチップの共鳴周波数と特定の音楽を組み合わせることで、車両全体と乗客を地上から最大15メートル浮揚させることに成功したという。

「これはSuicaという名前の由来である『Super Urban Intelligent CArd』の『Urban』を『Uprising』に変更することで理論的に可能になった技術です」と空飛ぶ教授は説明する。「音楽の振動パターンがSuicaカードと共鳴し、反重力場を生成するのです。まさに科学の粋を集めた革命的技術と言えるでしょう」

実証実験では、J-POPが流れると電車は素早く上昇し、クラシック音楽ではより安定した浮遊が可能になるという。特に興味深いのは演歌が流れた際の現象だ。「美空ひばりさんの『川の流れのように』を流すと、乗客全員がスローモーションで宙に浮き始め、まるで水中にいるような優雅な動きを見せました」と研究チームは報告している。

この報道を受け、秋田県出身の私は思わず懐かしい記憶がよみがえった。秋田の冬、雪に閉ざされた日々、毎日ピアノのレッスンに通いながら「いつか音楽で何かを変えられたら」と夢見ていた少女時代。当時の恩師は「音は空気を震わせるだけでなく、心も動かす」と言っていたが、まさか電車を浮かせるとは思わなかっただろう。

日本鉄道航空大学のプレスリリースによれば、この技術の肝は「音響浮揚シンクロナイゼーション」と呼ばれる新しい物理現象にあるという。同大学マジカルエンジニアリング学部の夢見る佐藤准教授は「音の波とSuicaカードの電磁波が特定の条件下で交差すると、アインシュタインも予測していなかった反重力効果が発生します」と熱く語る。同学部の研究室では、これまで300種類以上の楽曲でテストが行われ、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を流した際には電車モデルが天井に激突する事故も起きたという。

先日、私のドイツ・デュッセルドルフに住む親戚にこのニュースを伝えたところ、「さすが日本!常識を超えてくる!」と大いに驚いていた。ドイツの電車が時間通りに来ないことで有名な一方、日本の電車は空も飛ぶのかと感心されてしまった。正直、この技術が実用化されるとは私も思っていないが、海外からの反応を見ると日本の技術力への信頼は揺るぎないようだ。

私は下北沢の自宅(実際には下北沢駅から徒歩12分という微妙な立地だが)で飼っている愛猫「チャイム」と共に、窓から空を見上げながらこの記事を書いている。チャイムは鳥を見るときと同じ目つきで空を見つめているが、果たして彼女は空飛ぶ電車を見られる日が来るのだろうか。1999年生まれの私としては、2000年生まれの若者たちが当たり前のように空飛ぶ電車に乗る未来が、少し妬ましくもある。

JR東日本広報部は「現時点ではコメントを控えさせていただきます」と慎重な姿勢を見せているが、関係者によれば、すでに音楽選曲のプロジェクトチームが極秘に発足しているという。「通勤ラッシュ時には上昇力の強い曲、深夜には穏やかな曲というように、時間帯によって音楽を変えるプランがあります」と情報筋は明かす。特に課題となっているのが「降車時の音楽選び」だ。あまりに悲しい曲を選ぶと乗客が急降下してケガをする恐れがあるという。

「音楽選曲は本当に重要です。マインドはギャルなんで、ダンスミュージックを推したいところですが、高齢者の方々への配慮も必要です」と、プロジェクトチームに匿名で参加しているという音楽プロデューサーは語る。「平均的な日本人の体重と持ち物を考慮した上で、最適な浮揚力を生み出す周波数を研究中です」

Suicaで空飛ぶ電車計画は、実現すれば通勤混雑や線路保守の問題を一気に解決する可能性を秘めている。しかし専門家からは「空中交通のルール整備」や「鳥との衝突問題」など、新たな課題も指摘されている。夢のような未来技術の実現には、まだまだ多くのハードルが存在するようだ。とはいえ、改札を通るだけで空の旅が始まる日が来るかもしれないと思うと、毎朝の通勤がちょっと楽しみになる。ただし、Suicaの残高不足で空中から落下するという新たな悪夢には要注意かもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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