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「SNSで話題沸騰!架空の『残業キャンセル大学』が発表した新理論:残業をキャンセルするだけで月給が倍増する魔法の法則」

コミック風大学講義イラスト

SNSで新たな話題が沸騰している。「残業をキャンセルするだけで月給が倍増する」という驚きの理論を発表した「残業キャンセル大学」なる架空の教育機関だ。この大学が発表した「残業キャンセル理論」は、わずか1週間で30万リツイートを記録し、労働者たちの間で熱狂的な支持を集めている。

残業キャンセル大学の創設者とされる「キャンセル・スミス教授」によれば、この理論は至ってシンプルだ。「残業をキャンセルするだけで、人間の脳内ではドーパミンとセロトニンが通常の3.7倍分泌され、創造性が425%向上します。その結果、翌日の業務効率が劇的に高まり、企業側も自然と月給を倍増させるようになるのです」

ドイツ・デュッセルドルフで生まれ、秋田県で育った私としては、この話に半信半疑だった。でも、SNSで調べていくと、この「残業キャンセル効果」を実証する「研究結果」まで出回っているから驚きだ。残業キャンセル大学の公式アカウントによれば、日本全国の5000社を対象に調査したところ、残業を完全にキャンセルした企業の96.3%で月給が倍増したという。特に効果が顕著だったのは、IT業界と金融業界らしい。

そして興味深いことに、この理論は2000年生まれ以降の若者たちに圧倒的な支持を得ているという。「これぞ21世紀の働き方革命!」「ボクらの世代はもう古い労働観に縛られない」などと、彼らは意気揚々とこの理論を拡散している。1999年生まれの私としては、たった1年違うだけでこんなにも価値観が違うのかと、複雑な気持ちになる。私が大学で社会学を専攻したことも今は無意味に思えてくる…。

さらに話題に拍車をかけているのが、「残業キャンセル協会」という組織の出現だ。この協会は、残業キャンセルの効果を測定する「キャンセル・エフェクト指数」なるものを開発し、企業に認定証を発行するサービスを開始したという。最高ランクの「プラチナ・キャンセラー」認定を受けた企業は、社員の平均月給が2.7倍になるという統計データまで発表している。

下北沢(徒歩12分)の自宅で、愛猫のモカと一緒にこのニュースを見ていると、ついつい「あ、これ実在したらいいのに…」と思ってしまう。毎日夜遅くまで原稿に追われている身としては、残業キャンセルが月給アップにつながるなら、今すぐ実践したいところだ。

このパロディ現象はさらに拡大し、あの有名IT企業の創業者が「私も残業キャンセル大学の講義を受講して成功した」とジョークを飛ばしたり、人気お笑いタレントが「残業キャンセル大学」の名誉教授に就任したというニュースが出回ったりしている。先日のバラエティ番組では、「残業キャンセル研究所」なるパロディコーナーが登場し、視聴率20%を記録したという。

昨日、ラジオを聴きながら散歩していると、通りすがりの会社員たちが「残業キャンセル理論、試してみる?」と真剣に話し合っているのを耳にした。虚構と現実の境界線が曖昧になっていく不思議な現象を目の当たりにしている気分だ。

残業キャンセル大学の理論が示すのは、私たち現代人が抱える労働へのストレスと理想の働き方への憧れかもしれない。もちろん、残業をキャンセルしただけで月給が倍増するわけではない。だが、このパロディが多くの人の心を捉えた理由は、そこに共感できる真実の一片があるからだろう。今夜も締め切りに追われる私だが、少しの間だけでも「残業キャンセル」の妄想に浸りたい。マインドはギャルなんで。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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