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宇宙飛行士もびっくり!「モンダミン1年分で宇宙旅行」キャンペーン、当選者は歯磨き粉の妖精だった!?

30cm歯磨妖精 宇宙Mondamin画

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と洗口液「モンダミン」がタッグを組んだ前代未聞のキャンペーン「モンダミン1年分で宇宙旅行」の当選者が、なんと「歯磨き粉の妖精」であることが判明し、応募者たちから驚きと困惑の声が上がっている。

このキャンペーンは「毎日のオーラルケアで宇宙を目指そう」というキャッチコピーのもと、モンダミン製品を1年分購入した証明書を送ると抽選で1名に民間宇宙旅行がプレゼントされるという破格の内容で、応募総数は42万件を超えた。JAXAの山下航二広報担当は「これほどの反響は予想外でした。宇宙に興味を持つ層が拡大したことは喜ばしい」とコメントしている。

ところが先週発表された当選者が「歯磨き粉の妖精」という架空の存在であることが判明。公式発表によれば、この妖精は身長30cmほどで、青と白の縞模様の衣装を着用し、背中には透明な羽がついているという。JAXA関係者は「当選結果に疑問を持ちましたが、応募規約に『実在する個人に限る』という条項がなかったため、法的には問題ないとの結論に至りました」と困惑気味に説明した。

この妖精の正体について調査を進めると、背後には「日本モンダミン学会」という謎の組織の存在が浮かび上がってきた。同学会は2018年に設立されたとされるが、登記情報はなく、代表を務める村上清潔教授の所属先「オーラルサイエンス大学」も実在しない。

学会のウェブサイトによれば、彼らの主な活動は「宇宙空間におけるオーラルケアの可能性研究」だという。村上教授は取材に「微小重力環境下では唾液の分泌が減少し、口腔内細菌の繁殖パターンが地球上と異なります。これは宇宙飛行士の健康に直結する問題です」と熱弁を振るった。さらに「歯磨き粉の妖精は我々の研究室で開発した最先端AIロボットで、宇宙での歯磨き実験の観察役として派遣されるのです」と説明した。

JAXAの宇宙飛行士・野口聡一氏は「初めて聞きました」と首をかしげつつも、「宇宙では確かに歯磨きが難しく、水が飛び散るため特殊な歯磨き方法を採用しています。研究の意義はあるかもしれません」と冷静なコメントを寄せた。

一方、モンダミン製造元の広報担当者は「キャンペーンの運営は外部委託しており、当選者選考には関与していません」と距離を置く姿勢を見せた。しかし匿名を条件に話した同社社員は「実は社内に『モンダミン信仰』という非公式グループがあり、彼らが妖精を信じて社外活動をしています」と内部事情を明かした。

妖精が宇宙で行うミッションについて、日本モンダミン学会の非公式文書には「ISS(国際宇宙ステーション)内の各国宇宙飛行士の口臭レベルを測定し、国際比較データを収集する」「重力に左右されない新しい歯磨き方法の実証実験」「宇宙線がオーラルケア製品に与える影響の観察」などが記載されていた。

応募者の一人、埼玉県の主婦・佐藤さん(42)は「1年分のモンダミンを買うために家計を見直したのに、当選者が妖精だなんて…」と肩を落とす。一方で「でも考えてみれば、宇宙と歯磨きって最初から関係ないですよね。何かおかしいと思えばよかった」と自嘲気味に話した。

キャンペーンの真相は依然として謎に包まれているが、ソーシャルメディア上では「#歯磨き妖精を宇宙へ」というハッシュタグが拡散し、支持する声も少なくない。JAXAは「妖精の宇宙飛行については、安全面や搭乗手続きなど検討すべき課題が多い」としつつも、「宇宙に関心を持つきっかけになるなら、前向きに考えたい」と述べている。なお、民間宇宙旅行会社は「妖精であっても30cmサイズなら座席1つ分の料金で対応可能」と回答している。

この騒動は、日常的なオーラルケア製品と宇宙という非日常の組み合わせから生まれた奇妙な事態だが、根底には日本人の口腔衛生への関心の高さがあるのかもしれない。取材を終えて帰宅途中、名古屋出身の私は思わず実家に電話した。「ねえ、宇宙行きたい?」と尋ねると母は「みつきさん、あんた何言っとるの。まずは彼氏連れてきなさい」と一蹴。社会の闇を追う前に、まずは自分の将来を見つめ直せというメッセージなのだろうか。根拠はどこにもない。大体のことはググれば出てくるっしょ、と思いつつも、この歯磨き妖精の正体だけは、ネットの海にも見当たらない不思議な存在なのである。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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