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未来の選挙公約を先取り!「ジャパネット党」、過去の選挙結果を変えるタイムマシンを特別価格で提供開始

近未来選挙タイムマシンリモコン

未来の選挙制度に一石を投じる驚きの政策が発表された。「ジャパネット党」が昨日会見を開き、過去の選挙結果を変えることができるという「選挙結果修正タイムマシン」を特別価格での提供を開始すると発表した。この前代未聞の政策に、政界のみならず物理学界からも驚きの声が上がっている。

「もう選挙に負けて落ち込む必要はありません!」とジャパネット党の田中代表は熱弁を振るった。「この革命的な装置があれば、当選確実と思っていたのに0.1%差で落選してしまった、あの悔しい夜をなかったことにできるんです!」会見場では実際の装置が展示され、タイムマシンとは思えないほどコンパクトな形状が注目を集めた。特にリモコン部分には「当選」「落選取消」「開票やり直し」などのボタンが並び、まるでテレビのチャンネル操作のような手軽さが強調されていた。

タイムマシンの科学的根拠について、ジャパネット大学量子政治学部の鈴木教授が解説した。「これは通常の物理法則を超越した技術です。選挙結果という『観測された現実』を別の現実と入れ替える量子力学的アプローチを採用しています」と語る鈴木教授。記者からの「そもそもジャパネット大学という大学は存在するのか」という質問には「量子力学的には存在します」と微笑みながら答えた。

同タイムマシンの利用料金は「選挙で使ったポスター1枚につき980円」という変わった料金体系。「通常価格の半額以下です!」という田中代表の言葉に、会場からは「通常価格ってなに?」というツッコミの声が上がった。また、特典として「政見放送やり直しオプション」や「選挙カー音量増幅器」なども無料で付いてくるという。

政治評論家からは懸念の声も上がっている。「もし全ての落選者がタイムマシンを使えば、選挙が永遠に終わらなくなる可能性がある」と指摘するのは政治アナリストの山田氏。「さらに、全員が当選する並行世界が無限に生まれ、国会議員が無限に増え続ける事態も考えられます」と危惧を示した。

しかし田中代表は「そんな心配は無用です。このタイムマシンには『議席上限認識機能』が搭載されています。日本国憲法に基づいた議席数を自動計算し、過剰当選を防止します」と反論。さらに「万が一、タイムマシンの乱用で政治混乱が起きた場合は、より大きなタイムマシンで全てリセットします」という驚きの対策も明かした。

総務省選挙管理委員会は「選挙におけるタイムマシン使用に関する法的規制は現時点で存在しない」とコメント。「ただし、選挙結果の改変は公職選挙法の根本理念に反する可能性があり、法整備を検討する必要がある」と付け加えた。これに対してジャパネット党は「法律ができる前に、タイムマシンでその法律制定自体をなかったことにする」という前代未聞の対抗策を示唆している。

既に予約が殺到しているというタイムマシンだが、SNS上では「選挙結果より株価を変えてほしい」「昨日の自分に宝くじ番号を教えられないの?」など、本来の目的とは異なる用途を期待する声も多く見られる。田中代表は「政治利用に限定している」としながらも、「ご要望が多ければ、株価修正版や恋愛やり直し版なども検討したい」と含みを持たせた。

今回のジャパネット党の奇抜な選挙戦略は、低迷する投票率や政治への関心低下という課題に一石を投じる試みとも言える。現実逃避的な公約で有権者の注目を集め、政治参加への入り口にしようという狙いだ。批判の声もあるが、選挙というシリアスな場にユーモアを持ち込むことで、若年層の政治離れに対する一つの解決策になる可能性も秘めている。なお、タイムマシンの予約は明日正午から公式サイトで開始されるが、万が一予約に失敗しても、タイムマシンがあれば予約し直せるという、何とも不思議なループが生まれそうだ。

バス停で取材を終えた私は、ふと思った。もしこのタイムマシンが本当にあったら、あの日の告白は違う結末になっていただろうか。いや、政治記事にプライベートを持ち込むべきではない。でも、昨日買い忘れた推し漫画の最新刊だけは取り戻したい…。結局、人間の欲望と政治は、時空を超えても切っても切れない関係なのかもしれない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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