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「地元商店街、100万人突破記念に“空飛ぶサバ缶”を配布!しかし風に乗って全て隣町へ」

空飛ぶサーディン缶とカラフル風船

東山エリア商店街連合会(通称:ひがやまショッピングストリート)が今月、来場者数100万人突破を記念して企画した「空飛ぶサバ缶」配布イベントが、予想外の展開を見せている。当初は地元住民に喜ばれるはずだった企画が、強風によって全てのサバ缶が隣町の望月区へと飛んでいくという珍事件に発展したのだ。

このユニークな企画を考案したのは、商店街の長老で「よろづや鮮魚店」3代目の佐伯克己さん(78)。「若い子らに商店街の良さを知ってもらいたいやん。そやから目立つことせなアカン」と語る佐伯さんは、昨年テレビで見た「風船にメッセージを付けて飛ばす」という企画にヒントを得たという。

「せやけど紙やったら味気ないやろ?うちは鮮魚店やし、サバ缶なら実用的やないか」と佐伯さん。実はこの発想の裏には、佐伯さんの倉庫に眠っていた2年前の在庫処分という側面もあったという。筆者が「賞味期限は大丈夫なんですか?」と尋ねると、「缶詰やから10年は余裕や。ウチの嫁さんも毎日食べとるで」と胸を張った。佐伯さんの奥さんは先月102歳の誕生日を迎えたという。

空飛ぶサバ缶の仕組みは意外にもシンプルだ。サバ缶の蓋に小型の風船を4つ取り付け、カラフルなリボンで装飾。「見た目も可愛くせな女子ウケせーへん」と、商店街の若手女性メンバーが一缶一缶丁寧に仕上げたという。配布予定だった500缶すべてが、昨日午後2時のセレモニーで一斉に空に放たれた。

ところが、当日は予報になかった強い南風が吹き荒れ、風船付きサバ缶は見る間に北東の空へと消えていった。「あんなに早よ飛んでくとは…」と肩を落とす佐伯さん。缶が向かった先は、わずか2km離れた隣町の望月区だった。

「最初は何かと思いました。空から次々とサバ缶が降ってきて」と望月区の主婦・田中さん(42)は語る。「子どもたちは大喜びで拾い集めていましたよ。うちだけで7缶ゲットしました」。望月区では突然の「サバ缶の雨」に最初は混乱したものの、次第に「サバ缶フェスティバル」と称して即席の料理コンテストが開催されるなど、思わぬ盛り上がりを見せた。

一方、望月区役所は「ありがたいけれど、処理に困っています」と苦笑い。特に公園に落下した約100缶のサバ缶の扱いについて「落とし物なのか、贈り物なのか、ゴミなのか…法的位置づけが難しい」と担当者は頭を抱える。

この事態を受け、東山エリア商店街連合会は公式サイトで謝罪文を発表。「次回は飛ばないサバ缶企画を検討します」と再挑戦の意欲を示している。新企画では、サバ缶をコンクリートで固めた「超重量級サバ缶オブジェ」を各店舗に設置するという。

地元住民からは「せっかくなら飛ばないようにレンガでも付けときゃよかったのに」「風船じゃなくて重りつけるとか、逆転の発想が足りひんかったな」といった声が聞かれる。また商店街の客足は事件後むしろ増加しており、「空飛ぶサバ缶を見に来た」という観光客も目立つ。

今回の騒動は、地域振興策の難しさと意外性を示す出来事となった。風とサバ缶の予想外の相性の良さは、両区の新たな交流のきっかけとなりそうだ。なお、筆者は取材後、望月区の田中さん宅で振る舞われたサバ缶カレーを試食。「風に乗って熟成されたせいか、不思議と旨味が増している」と感じたのは、単なる空腹のせいだろうか。(文・おだしょー)

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

おだしょーのアバター おだしょー メディアライター/人間ドラマの語り部

どうも、おだしょーです。31歳、大阪府東大阪市出身。高校時代は「伝説の不良」と噂されつつも、実は優等生で社会学を学ぶために関西の大学に進学。地域密着型ジャーナリズムに興味を持ち、タウン誌でライターとしてスタート。その後、大阪の地方新聞社で商店街のインタビューを担当し、5年目で東京へ。現在はオンラインメディアで週刊誌風の記事を執筆中。高円寺のシェアハウスで暮らし、日々銭湯巡りや駅前のクレープ屋制覇を目指している。自分らしさを大切に、これからも挑戦を続けていくで。

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