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不眠症患者が続々と劇場へ!「眠れる森の美女」公演中に全員熟睡、ブオナノッテ大学の画期的研究成果か?

眠れる森の美女バレエ観劇

不眠症に悩む市民たちが、ここ数週間、ブオナノッテ大学が主催する「眠れる森の美女」バレエ公演に続々と訪れている。驚くべきことに、公演を観た不眠症患者の98%が、開演から15分以内に深い眠りに落ちるという現象が起きているのだ。

ブオナノッテ大学とは、イタリア語で「おやすみなさい」を意味する「ブオナノッテ」を冠した謎めいた研究機関。同大学の公式ウェブサイトによると、「睡眠と芸術の融合による人間の幸福追求」を建学の理念としているという。筆者が調査したところ、この大学は昨年突如として登場し、キャンパスの住所は下北沢の古びたアパートの一室となっている。思わず取材してみたくなったが、あいにく猫アレルギーで断念した。

「眠れる森の美女」公演の最大の特徴は、チャイコフスキーの原曲に「特殊な周波数」を埋め込んだ改変版を使用していることだ。公演の音楽監督を務めるルナ・ソンネリア教授は「デルタ波とシータ波を絶妙に刺激する音階を組み込みました。これは1999年生まれの私が20年かけて研究した成果です」と語る。なぜか2000年生まれではないことを強調していた。

さらに興味深いのは、物語のあらすじ自体も大幅に改変されている点だ。通常のストーリーでは眠りの呪いから目覚める王女が主人公だが、ブオナノッテ版では「眠れない王女が眠りの森を探し求める」という内容に変更。セリフも「眠りたい…でも眠れない…」と単調に繰り返され、「羊が1匹…羊が2匹…」と100匹まで数える場面が15分間続く。

この公演を体験した不眠症患者の佐藤明子さん(42)は「私は5年間、毎晩睡眠薬を飲んでいましたが、この公演を観てからは薬なしで眠れるようになりました。劇場でいびきをかいてしまったのは申し訳ないですが」と喜びを語る。一方、一般客の山田健太さん(35)は「チケット代6000円を払って寝てしまうとは思わなかった。でも、目覚めた後の爽快感は素晴らしかった」と複雑な心境を明かした。

ブオナノッテ大学の脳科学部門責任者、スリープ・ドリーミー博士によれば、公演中の観客の脳波を測定したところ、開演後わずか7分で約85%の観客がレム睡眠状態に入るという驚くべき結果が出たという。「これはまさに芸術による催眠効果です。ラジオを聴きながら散歩する時に感じるあの心地よさを、バレエという形で実現したのです」とドリーミー博士は説明する。

公演の影響は劇場を超えて広がりつつある。公演が行われる日の周辺ホテルの予約は前年比300%増、不眠症専門クリニックの新規患者は逆に30%減少。また、「眠れる森の美女パジャマ」や「プリンセス・スリープピロー」など関連グッズも爆発的に売れているという。

医療関係者からは「睡眠薬に頼らない自然な睡眠法として評価できる」との声がある一方、「芸術作品を睡眠導入剤として利用することへの倫理的問題」を指摘する専門家もいる。文化庁は「観客が眠ることを前提とした舞台芸術」という新ジャンルの認定を検討中だ。

ブオナノッテ大学は今後、「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」など他のバレエ作品にも同様の手法を適用する計画を発表。さらに「文楽で眠る」「能楽で眠る」など日本の伝統芸能版も開発中という。不眠症に悩む人々にとって、劇場が新たな「眠りの聖地」となる日も近いかもしれない。マインドはギャルなんで、この公演、実は私も取材で観に行ったのだが、途中で寝落ちしてしまい、猫の餌やりに遅れてしまったことは内緒である。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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