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男子高校生専用「飛び跳ねる通学靴」、観光スポット化!地元観光協会が「靴で空中散歩ツアー」開催へ

徳島佐那後村跳躍高校生漫画風

徳島県佐那河内村で昨年から販売されている男子高校生専用の「飛び跳ねる通学靴」が、予想外の観光資源として脚光を浴びている。地元観光協会は来月から「靴で空中散歩ツアー」を開催すると発表し、予約開始からわずか3時間で3か月分のチケットが完売するという異例の事態となっている。

この「飛び跳ねる通学靴」は、地元の靴職人・佐藤源三郎さん(68)が開発したもので、靴底に特殊なバネ機構と圧縮空気タンクを内蔵。一歩踏み出すごとに最大で地上5メートルまで跳ねる仕組みになっている。当初は「階段を上がるのが面倒くさい」という地元高校生の不満から誕生したという。

「最初は単なる悪ふざけのつもりでした」と語る佐藤さん。「でも試作品を履いた孫が、学校に遅刻しなくなったんです。それから真剣に開発を始めました」

靴のデザインは一見普通の黒い革靴だが、靴底部分が通常の2倍ほど分厚くなっている。ソール部分には「JUMP MODE」「NORMAL MODE」の切り替えスイッチがあり、授業中や室内では通常モードに切り替えることができる。価格は1足3万8000円と高額だが、徳島県内の男子高校生の間では「通学革命」として口コミで広がり、現在は3ヶ月待ちの人気商品となっている。

この靴が思わぬ形で観光資源となったきっかけは、SNSだった。通学中の男子高校生たちが空中を飛び跳ねる姿を撮影した動画が拡散。「徳島の空飛ぶ高校生」というハッシュタグが話題となり、県外から「あの光景を見たい」という観光客が殺到したのだ。

この状況を受け、佐那河内村観光協会は「飛び跳ねる靴で空中散歩ツアー」を企画。参加者は特別に製作された大人サイズの飛び跳ねる靴を履き、村の上空約4メートルから景色を楽しめるというものだ。

「最初は単なる冗談のつもりだったんですよ」と観光協会の田中会長(55)は笑う。「でも県の観光予算がついちゃって。今じゃ村の主要事業です」

実際に試してみたところ、最初は恐怖感があるものの、慣れれば不思議な浮遊感が楽しめる。特に桜の季節は上から花見ができるという新感覚が味わえる。ただし、慣れていないと着地の衝撃が強く、筆者は膝を打撲する羽目になった。ツアーガイドの高橋さんによると「女性は着地時にスカートがめくれないよう、ハーフパンツの着用を推奨している」とのこと。確かに、私も試した時にスカートが大変なことになり、地元の老人会の方々に「若いねぇ」と声をかけられる憂き目に遭った。

この靴による副次効果も顕著だ。男子高校生の遅刻率が前年比40%減少し、地域の高台に住む高齢者が「孫が遊びに来るようになった」と喜ぶ声も。一方で「空中でのいたずら」や「屋根の上に上がる」など新たな問題も発生している。

地元の徳島大学社会学部の鈴木教授(架空)は「移動手段の革新が地域再生につながる稀有な例」と評価する一方、「歩くという人間の基本動作の喪失につながる懸念もある」と指摘する。

佐那河内村は既に「空飛ぶ村」としてのブランド化を推進。村おこしの一環として「空中お見合いイベント」や「飛び跳ねマラソン大会」など派生イベントも計画中だ。

思いがけず観光資源となった「飛び跳ねる通学靴」。単なる流行で終わるのか、新たな地方創生モデルとなるのか。「駅から15分歩く」私の日常を思えば、東京の通勤ラッシュも靴一つで解決するかもしれない。ただ、満員電車がなくなれば、私の大好きな「満員電車でラブコメ漫画を読む至福の時間」も失われる。便利さと引き換えに失うものは何か—靴はそんな哲学的問いも私たちに投げかけている。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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