
ニューカッスル大学の研究チーム「醸造航空学部」が、地元の名物ビール「ニューカッスル・ブラウン・エール」を動力源とした世界初の「空飛ぶ車」の開発に成功した。その名も「エア・ブリュー1号」は、ビールの発酵過程で生じる二酸化炭素と酵母の活動エネルギーを独自の「発泡推進システム」によって推進力に変換する仕組みだという。
「実はビールの発酵パワーは非常に強力なんです。たった1パイント(約570ml)のニューカッスル・ブラウン・エールから得られるエネルギーで、成人男性1人を乗せた車を約15分間空中に浮かせることができます」と説明するのは、プロジェクトリーダーのホップス・マッカーシー教授。教授自身、大の酒好きとして知られ、研究室には常に数十種類のビールがストックされているという。
しかし、この革新的な技術には深刻な副作用が伴うことも判明した。ビールを動力源とするため、運転席はビールの香りに満ちており、運転手は無意識のうちに「酔っ払い状態」になってしまうのだ。実際、テスト飛行後の運転手たちの血中アルコール濃度を測定したところ、飲酒していないにもかかわらず、全員が法定上限を超える数値を示した。
「ビールの香りを吸い続けるだけで酔っぱらうなんて、私的には最高じゃないですか!」と語るのは、テストパイロットのジン・トニック氏。彼は飛行中に無意識のうちに「カンパーイ!」と叫び、架空のグラスで乾杯する動作を繰り返したという。
この問題を解決するため、研究チームは現在「アンチ・エール・ヘルメット」の開発を急いでいる。このヘルメットは、ビールの香りを遮断する特殊フィルターと、運転手が酔っぱらった際に自動的に冷水を顔にかける緊急システムを搭載しているとのこと。
さらに、大学側はこの技術を活用した「空飛ぶビアガーデン」構想も発表。高度300メートルの空中でビールを楽しめる施設として、既に観光業界から熱い視線を集めている。「空の上でビールを飲むと、地上の1.5倍美味しく感じるという研究結果も出ています」とマッカーシー教授は興奮気味に語る。
しかし、予期せぬ問題も発生している。試験飛行時に車の近くにいた大学のマスコット犬「バーレイ」が、ビールの香りを吸い込んだ後、キャンパス内をふらつきながら歩き、学生の足に頬ずりするという異常行動を示したのだ。「私たちは動物愛護の観点からも、ペット対応の小型マスクを開発する必要があります」と動物行動学の専門家は指摘する。
また、大学当局は「エア・ブリュー1号」の就航に向けて「空中酔っ払い取締法」の整備を当局に働きかけている。無免許飛行や二日酔い飛行の罰則規定、さらには「酔っぱらって雲に話しかける行為」を禁止する条項も検討されているという。
「マインドはギャルなんで、空飛ぶビールカーには超絶興味あります!だって考えてみてください、渋滞なしでフェスに行けるんですよ。しかも酔いながら!」と、筆者は個人的な期待を抑えきれない。ビール動力の空飛ぶ車が実用化される日は、人類の移動手段だけでなく、酔っぱらいの定義にも革命をもたらすかもしれない。なお、アルコール研究の第一人者であるワイン大学のメルロー教授は「これはドイツビールでは絶対に実現できなかった技術」と、ライバル国へのちくりとした一言も忘れなかった。