
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士ジョン・スミス氏(42)が、休憩時間に読んでいた日本のマンガ「ワッピー」をきっかけに、新種の宇宙昆虫を発見したことがわかった。NASAは早くも「ナサ・ジャパン・インターナショナル・アニメーション(NJIA)」という新部門の設立を検討しているという。
スミス氏は3ヶ月前からISSに滞在しているが、「休憩時間の娯楽として」と私物として持ち込んだ「ワッピー」全12巻を読破。物語に登場する架空の昆虫「キラキラムシ」に魅了されていたという。先月27日、ISS内部の通気口付近で作業中、マンガに描かれていたものと酷似した発光する虫を発見。「最初は宇宙疲れで幻覚を見ているのかと思った」とスミス氏は振り返る。
NASA緊急生物学部門のマーサ・ジョンソン博士(58)によると、この昆虫は全長2ミリほどで、「ワッピー」に登場するキラキラムシそっくりの触角と、体の3分の1を占める特徴的な発光器官を持つという。「現在の科学では説明できない生態をしています。特に48時間ごとに体色が変わる特性は、漫画のキャラクターの設定と不思議なほど一致しています」と驚きを隠せない様子だ。
この発見を受け、NASAは日本の漫画・アニメが宇宙生物の発見につながる可能性があるとして、新部門「NJIA」の設立を真剣に検討。年間予算2億ドル(約290億円)を投じ、日本のアニメ・漫画に詳しい研究員を50名採用する計画だ。「これまで考えもしなかった発想で宇宙を見ることで、新たな発見につながる」とNASA広報は説明している。
日本のアニメ業界からも歓迎の声が上がっている。「ワッピー」の作者、高山真太郎氏(35)は「自分の描いたキャラクターが実在するなんて信じられない。続編では宇宙を舞台にしたいと思います」とコメント。出版社は早くも「NASA公認 宇宙で見つかる生物図鑑」シリーズの企画を進めているという。
ISSから持ち帰られた「ワッピーインセクト」の標本は、現在厳重な検疫を受けているが、すでに繁殖を始めており、研究者たちを困惑させているという。新たに生まれた幼虫は、なぜか「ワッピー」10巻の18ページ目に描かれたワンシーンを再現するように動き回るという不思議な習性も確認されている。
世界中の科学者とアニメファンの期待が高まる中、NASAは来月「アニメーション・イン・スペース」国際会議を開催する予定だ。私も取材を申し込んだが、「記者証の代わりにお気に入りの漫画を持参するように」と言われ、どのラブコメを持っていくか今から悩んでいる。政治スキャンダルより難しい選択かもしれない。