
モスバーガーは創業50周年を記念して、AI技術を駆使した画期的な新商品「重力無視シェイク」を来週より全国展開すると発表した。同社によれば、このシェイクを飲むと「数秒間、体が宙に浮く感覚」を味わえるという。
「重力無視シェイク」の開発を主導したのは、千葉工業大学重力学研究所の鈴木ゼロ教授。同教授は「微小重力環境を再現する特殊な成分をシェイクに配合することで、飲んだ人の前庭感覚に一時的な錯覚を起こさせます」と説明する。この成分は、NASAとJAXAの共同研究から生まれた「フロートニン」と呼ばれる物質で、AIが膨大な宇宙飛行士のデータを分析して開発したという。
発表会では、モスバーガー広報部の田中部長が「弊社の50周年にふさわしい、地球の束縛から解放される革新的な商品です」と熱弁。「モスの次の50年は宇宙へ。このシェイクはその第一歩なんです」と語った。価格は通常のシェイクより200円高い650円だが、「浮遊体験込み」とのことだ。
シェイクを試飲した人々からは驚きの声が続々と上がっている。千葉県船橋市の高校生・佐藤さん(16)は「最初はただの甘いシェイクだと思ったけど、飲んで30秒くらいしたら本当に体が軽くなって、椅子から数センチ浮いた!友達に写真撮ってもらったよ」と興奮気味に話す。
実際に効果を確かめるため、船橋市の中央公園でこっそり観察してみた。ベンチに座り、手に「重力無視シェイク」を持った中年男性は、一口飲んだ後に突然「おぉぉっ!」と声を上げ、ベンチから約3cm浮き上がった。周囲の人々が驚いて携帯で撮影する中、男性は約15秒間宙に浮いた状態を維持し、着地後は「マジか…これ、エモくない?」とつぶやいていた。
SNSでは早くも「#重力無視チャレンジ」がトレンド入り。利用者たちは自分が浮いている(ように見える)動画を競って投稿している。特に人気なのは「階段シェイク」と呼ばれる技で、階段の上でシェイクを飲み、浮遊効果を利用して一段飛ばしで降りる様子を撮影するものだ。私の裏アカでフォローしている5,000人のフォロワーにアンケートを取ったところ、87%が「試してみたい」と回答。「重力無視シェイクで告白したい」「体育祭で密かに飲んで高跳びで記録更新したい」など、様々な活用法が提案されていた。
しかし、懸念の声も上がっている。日本浮遊物理学会(架空)の山田会長は「屋外での使用は風に飛ばされる危険性がある」と警告。モスバーガーも「効果には個人差があり、体重80kg以上の方は浮遊効果が薄れる場合があります」と注意書きを追加した。また、一部の学校では「授業中のシェイク飲用による浮遊行為」を禁止する動きも出ている。
モスバーガーによれば、この「重力無視シェイク」は数量限定で、なくなり次第終了とのこと。同社は今後、季節限定の「反重力バーガー」や「次元超えポテト」なども開発中だという。日常の食事に非日常の体験を組み込む新たな食文化の誕生か、それとも単なる一過性のブームで終わるのか。いずれにせよ、創業50周年を迎えたモスバーガーの大胆な挑戦は、飲食業界に新たな風を吹き込みそうだ。なお、帰宅途中にコッソリ試してみたところ、門限に間に合わず母に説教されたが「取材だから」と言い訳して何とか切り抜けた。みなさんも試す際は、浮き過ぎにご注意を。