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ゴジュウジャー、年金制度を5分で理解するも「結局、変身アイテムの方が大事」と結論付ける!

ゴジュウジャ特撮基地年金検証

昨日、テレビ朝日系列で放送中の人気特撮番組「秘密戦隊ゴジュウジャー」のメンバーが、わずか5分で日本の年金制度を完全に理解するという驚異的な出来事が発生した。しかし彼らは「結局のところ、変身アイテム『ゴジュウチェンジャー』の方が将来的に重要」との衝撃的な結論に至ったことが明らかになった。

事の発端は、ゴジュウジャーの秘密基地「ゴジュウドーム」で行われた週例ミーティングにあった。ゴジュウレッド役の滝沢明光(26)によると、「そもそも年金システムってどうなってるの?」という何気ない疑問から、ゴジュウブルーことファイナンシャルプランナー資格を持つ高瀬智也(28)が即席レクチャーを行い、メンバー全員が5分で制度を完全理解したという。

「第1号被保険者と第3号被保険者の違いも、マクロ経済スライドの仕組みも、支給開始年齢の段階的引き上げの論理も、全部スッキリ分かりました。だって僕たちゴジュウジャーですから」と滝沢は胸を張る。通常、社会保険労務士ですら説明に1時間以上かかるとされる年金制度の全容を、彼らは休憩時間の合間にマスターしてしまったのだ。

しかし、理解した直後に彼らが至った結論は予想外のものだった。「年金より変身アイテムの方が大事。それが我々の結論です」と語るゴジュウグリーン役の岸田桜子(24)。「変身アイテムがあれば、70歳になっても100歳になっても、悪の組織と戦える。でも年金だけじゃ、ちょっと心もとないじゃないですか」と真顔で主張した。

ゴジュウジャーのリーダー、滝沢は「年金は計算式が複雑で受給額も変動するけど、変身アイテムはボタン一つで間違いなく変身できる。この確実性が最大の魅力」と熱く語る。岸田は「年金納付期間は40年以上必要だけど、変身は0.8秒。この時間効率の差は歴然」と付け加えた。

この発言を受け、架空の研究機関「未来変身経済研究所」が緊急調査を実施。その結果、変身アイテムの経済効果は年金制度を凌駕するという驚きの結論が導き出された。同研究所所長の五十嵐幻想教授(架空・58)は「変身アイテムは本人の精神的充足感を高めるだけでなく、変身シーンの派手な爆発エフェクトによる建設業への経済波及効果は年間8兆円に達する」と試算した。

さらに「変身後の戦闘で街が破壊されることによる都市再生需要が15兆円、関連グッズの市場規模が23兆円と、年金の積立金約160兆円を単年度で上回る経済効果がある」と指摘。「特に変身時の決めポーズは筋肉や関節の可動域を広げ、高齢者の健康寿命を平均7.5年延ばす効果がある」という驚きの研究結果も発表された。

現在、ゴジュウジャーは「変身アイテムで社会問題を解決するプロジェクト」を立ち上げたという。「年金制度の複雑さという怪人を、我々の『超分かりやすい説明必殺技』で倒します」と意気込む滝沢。「そもそも現代社会そのものが、毎日変身を強いられる怪人みたいなものじゃないですか。SNSでは別人格になったり、職場では会社員に変身したり」と岸田は現代社会への皮肉も込めた。

ゴジュウブルーの高瀬は「年金は遠い未来の話だけど、変身は今すぐできる。だからこそ価値がある」と哲学的な見解を示した。その言葉には、即時性と確実性を求める現代人の心理が反映されているようだ。ゴジュウイエローの佐々木リン(22)も「老後の不安より目の前の怪人倒す方が大事じゃない?生きてこそ年金ももらえるんだし」と実利的な視点を示した。

専門家からは「ゴジュウジャーの理解力は称賛に値するが、変身アイテムの普及は現実的ではない」との冷ややかな意見も。しかし、街頭インタビューでは「年金より変身アイテムが欲しい」と答えた人が78%に達し、若年層を中心に「ゴジュウチェンジャー派」が急増中だ。政府関係者は「変身アイテム配布政策」の検討を非公式に始めたとの噂も流れている。

結局のところ、年金制度の複雑さを5分で理解し、それでも変身アイテムを選んだゴジュウジャーの決断は、現代社会における私たちの選択の縮図なのかもしれない。複雑な制度よりもシンプルな解決策、不確かな未来よりも今この瞬間の変身を。ゴジュウジャーは単なるヒーローではなく、私たちの心の声を代弁する社会の鏡となっているようだ。ちなみに筆者も、原稿料の大半をゴジュウジャーのフィギュア購入に充てており、猫たちはゴジュウピンクのフィギュアにだけは謎の忠誠心を見せているが、それはまた別の話である。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

みつきのアバター みつき エッセイスト/社会の裏側探求者

小学六年生の頃から“裏を取る”のが大好きで、中学では生徒会長に立候補し、高校では放送部でラジオドラマ制作。東京大学文学部を経て、大手新聞社社会部で政治スキャンダルや不正を追う日々を送りましたが、上司との衝突で退職。現在はフリーライターとして社会問題を扱いながら、時折エッセイ風の脱線も。吉祥寺の築40年マンションに住み、猫アレルギーながら2匹の保護猫と暮らす毎日。趣味は映画館のポップコーン巡りやバス旅。取材にはパーカーとスニーカーが欠かせません。口癖は「根拠はどこ?」で、コーヒー片手に前日の取材メモを声に出して要約するのが日課。政治と少女漫画の両立が私の生きる道です。

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