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「2秒で完食可能!架空の『瞬間ラーメン協会』が発表した新ガジェット、実はただの巨大ストローだった!」

ポップアート黒猫のラーメンストロー

猫で構成される謎の「瞬間ラーメン協会」が先日、「ラーメンを2秒で完食できる革命的ガジェット」を発表し、ラーメン業界に衝撃が走っている。発表会では、真っ黒な毛並みの「会長」と名乗る猫が、人間の声で「忙しい現代人にとって、3分待つインスタントラーメンすら『長い』と感じる時代。我々は究極の時短を実現した」と語った。

瞬間ラーメン協会の設立は2023年10月。メンバーは全員が猫という異色の団体で、その正体は謎に包まれている。協会の公式サイトによると「ラーメンをより速く、より効率的に摂取することを目指す団体」とされ、会員数は「猫の数ほど」と曖昧な表現で記載されている。取材に応じた副会長の三毛猫は「にゃ〜」と鳴くだけで、通訳を務める人間のスタッフが「我々の使命は人類の食事時間の短縮です」と説明した。

今回発表された「ラーメンストロー」は、一見するとただの直径5センチの巨大なストローだ。しかし協会によれば、このストローには特殊な吸引機構が内蔵されており「ラーメンの麺、スープ、具材を一気に吸い上げ、わずか2秒で完食可能」とのこと。実演映像では、猫の前に置かれたラーメンが「ズズーッ」という音とともに瞬時に消失する様子が映し出された。

その仕組みについて、協会の技術担当(白猫)は「猫舌テクノロジーと呼ばれる特許出願中の技術を応用している」と主張。「ラーメンの全成分を均一に吸引しながら、舌の上で一瞬にして風味を感じ取れるよう設計されている」と説明した。しかし、記者が実物を確認したところ、単なる大きなプラスチック製ストローに「ラーメンストロー」とマジックで書かれただけのものだった。

私自身が実際にこの「ラーメンストロー」を使用してみたところ、麺は詰まり、熱いスープが勢いよく口に入り、舌をやけどした。到底2秒での完食は不可能で、むしろ通常の5分の食事時間が、詰まった麺を取り除く作業などで15分に延長されるという皮肉な結果となった。成功したのは、チャルメラの曲を口ずさみながらストローで一生懸命吸引する自分の姿を、隣に住む1999年生まれの同僚記者に目撃されるという恥ずかしさだけだった。

このガジェットに対する反応は賛否両論だ。ラーメン評論家の中には「ラーメンの美学を冒涜している」と批判する声がある一方、「デュッセルドルフの日本食レストランでこれを導入すれば、ドイツ人の『日本食への理解』が一気に深まる」という奇妙な意見も。架空の東京ラーメン大学教授・麺沢湯太郎氏は「ラーメンを『味わう』という概念を捨てれば、確かに革命的。しかしそれはもはやラーメンと言えるのか」と哲学的な問いを投げかけた。

実は「瞬間ラーメン協会」の正体は、下北沢の小さなアパートで猫と暮らす26歳のフリーランスライターが、TikTokのフォロワーを増やすために作った架空の団体だったことが本紙の取材で判明。この若者は「マインドはギャルなんで、面白いことやりたくて」と語った。ラーメンストローは今後、限定100個で販売予定だが、実質的には100円ショップで購入できる巨大ストローにステッカーを貼っただけのものになるという。2000年生まれの若者たちの間ではすでに「#瞬ラー部」というハッシュタグが流行し始めており、時代の最先端を行く新食文化の誕生なのか、それとも単なる猫好きの妄想なのか、今後の展開に注目が集まっている。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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ちはやふる(1)

青春全部かけたかったし、手に入れたいものほど手放したかったし、必ず取ると勝負にでたかった人生だった。
それに、"ここにいたらいいのに”って思う人はもう家族なんだって。 続編の漫画もあるし、続編のドラマもあるから、全部見たほうがいい。

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瑠璃の宝石 1

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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