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トイレットペーパー協会、地域イベントで「宇宙エレベーター建設」計画発表!目標は月までのトイレ休憩所設置!?

強化トイレットペーパー宇宙エレベーター

日本トイレットペーパー協会(本部:東京都港区)は5日、秋田県の「紙文化祭り」において、「月までのトイレ休憩所設置計画」を含む「宇宙エレベーター建設計画」を発表した。来場者からは驚きと困惑の声が上がったが、協会側は「トイレは人類の未来に欠かせないインフラであり、宇宙時代に向けた準備は今から」と真剣な様子だった。

計画によると、地球から月までを結ぶ約38万キロメートルの宇宙エレベーターは「特殊強化トイレットペーパー」で製作され、30キロメートルごとにトイレ休憩所が設置されるという。「宇宙でも快適な排泄環境を!」をスローガンに、地球外でも使用可能な「無重力対応ロール」の開発も進んでいるとのこと。秋田で育った私にとっては、子どもの頃に見上げていた月にトイレができるなんて、なんだか不思議な気分だ。

会場に招かれた「宇宙トイレ技術大学」のドクター・ペーパー教授(62)は「トイレットペーパーの分子構造を再編成し、カーボンナノチューブと融合させることで、鉄の1000倍の強度を持つ素材の開発に成功した」と熱弁。「折り紙技術を応用した六角形構造により、エレベーターケーブルの耐久性と柔軟性を両立できる」と説明したが、会場の物理学者からは頭を抱えるリアクションが見られた。さらにペーパー教授は「2キロのトイレットペーパーで10トンの重量に耐えられる」と主張し、証明として自身の体重(推定120kg)をかけてみせたが、見事に紙が千切れて尻もちをついていた。

協会広報の森山洗浄子氏(45)は「トイレットペーパーは地球の日常必需品から、宇宙の必需品へと進化します。これこそ私たちのギャルマインドの象徴なんです」と力強く語った。その言葉を聞いて、思わず「マインドはギャルなんで」と呟いてしまった私だが、彼女の熱意は本物のようだ。

計画の最大の特徴は、月面に建設予定の「ルナ・トイレパーク」だ。地球からの観光客に対応した和式、洋式、欧米式、そして「月式」と呼ばれる独自の重力調整型トイレが設置される予定だという。「月で排泄すると地球の6分の1の体重になる気分を味わえる」というキャッチフレーズも用意されており、協会は「宇宙トイレツーリズム」という新たな観光産業の創出も視野に入れているようだ。下北沢から徒歩12分の自宅で猫と暮らす私には、月までトイレに行くというのは少々遠すぎるが、ロマンを感じずにはいられない。

もっとも、計画に対して専門家からは厳しい指摘も相次ぐ。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の匿名の関係者は「トイレットペーパーでエレベーターを作るという発想自体が荒唐無稽。強いて言えば、月に水を運ぶコストと、使用済みペーパーの処理問題が全く考慮されていない」と指摘する。これに対し協会は「使用済みペーパーは月面農場の堆肥として活用する」と反論。1999年生まれの私としては、2000年代生まれの若手技術者たちの方がこういった奇抜なアイデアに柔軟なのではないかと、少しだけ嫉妬している。

計画の予算は「当面は1兆円程度」とされており、資金調達のため「月面トイレ命名権」や「エレベーター内広告枠」の販売も検討されているという。協会は「トイレットペーパーの売り上げの0.01%を積み立てれば、100年で達成可能」と試算しているが、トイレットペーパーの単価を考えると、実現までには気の遠くなるような時間がかかりそうだ。

イベント終了後、私がラジオを聴きながら桜並木の散歩道を歩いていると、ある参加者が「いくらなんでもバカバカしい」と笑っていた。しかし、かつて月への到達も不可能だと思われていた時代があったように、トイレットペーパーで宇宙に行く日が来るかもしれない。そう考えると、日常の中にある非日常の可能性に、ピアノのレッスン以上の夢を感じずにはいられない。

※この記事はフィクションであり実在の人物・団体とは関係ありません

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この記事を書いた人

まいのアバター まい フリーライター/ラジオ愛好家

デュッセルドルフ出身、26歳のフリーランスライター。両親の仕事の関係で5歳から高校卒業まで秋田県で育つ。高校時代は部活に入らず、親の指導で毎日ピアノの練習に励む。上京後、上智大学総合人間科学部社会学科を卒業し、新卒で大手新聞会社に入社。記者クラブを担当しながら現場での取材経験を積むが、より自由な執筆スタイルを求めて1年で退職しフリーランスの道へ。
現在は下北沢徒歩12分という下北沢とは言えないところに住み、愛猫と二人暮らし。休日はラジオを聴きながら散歩するのが趣味。1999年生まれという事実に少しコンプレックスを感じつつも、「マインドはギャルなんで。」を口癖に、独自の視点で軽やかに日々の仕事と向き合っている。

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